文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

最終印刷物からXML形式で一気通巻で、初期入力はWORD+カスタマイズ

2005-07-22 23:21:16 | 組版プロの思考からXMLを考える
 昨日、ようやっと初期入力→xml→組み版タグ→ 印刷組版出力までを、一貫した
体制で動かせる統合ソフトウェアのプロトタイプが、最も難しい印刷関係の制作責任者達の同意を得られるレベルにまで到達出来た事が、相対した方々の晴れ晴れとした顔を見ながら確認が取れました。心底ほっとしています。
 と言ってもまだプロトタイプです。この11月を目指して、国内大手フオントメーカM社、xmlソリューション専門のD社、そしてコンバータメーカとしてxml処理のエンジン部分を当社が分担しています。開発開始から10年間。M社の○○○○との出会いからも5年、長い時間経過が必要な世界です。
 米国の大手フオント・ソフトウェアメーカA社、wordはマイクロソフト社。大きな取り組みとなりました。おかげさまで。
 初期入力はofficeのwordです。まずマイクロソフト社との共同でオープンタイプフオント(OTF)にて、22,000文字種をwordで入力・画面表示が出来るようにカスタマイズしました。また、人名や地名等の異体字や各種外字を豊富に搭載しています。結果、辞典や名簿の作成がword上で完結出来るようになります。
 次いで、word上で複合ルビ文字等も文芸本(岩波や講談社等の特殊な組み版指定等)に適用出来るように、JEPAXを拡張しました。また、数式・学算版用としてのXMLテンプレートの準備も。数式にはword上でも一部使えるMATHTYPEをサポートしています。word上の組み込まれた数式が、M社の数式書体で、高解像度に出力されるとお考えください。
 これらをword上で制作を頂き、あらかじめ決められたルールで、レイアウトを○○○○に組み込んで頂ければ、それらの本文をピユアなxml変換によって、wordから取り込み、M社製の○○○○に、そのまま貼り付けが出来ます。その上で、逆変換して複雑な組み版機能をタグ処理によって、XML形式でも、メーカタグででも、あらかじめ定義しておけば、自動的にword → xml →○○○○として流れて、wordの原板が、印刷用の高解像度出力となって版下が出来上がってしまいます。
 詳しいことは、改めて順々に公開していきます。

環境アセスメント学会生態系研究部会 WEBGISに関する講演

2005-07-22 22:38:47 | 生物情報収集とWEBGISと監査制度再構築
 WEBGISに関する、まさにドンぴしゃりの内容の講演会と聞いて参加してきました。武蔵工業大学横浜キャンパスで開催されました。学会の常務理事である同大学助教授田中 章氏の司会で、講演をしたのは、みずほ情報総研社会技術室高橋邦彦氏。同氏は、主に欧州での環境アセスメントの現状をいくつか紹介された後、生息地環境を定量的に評価するGISによる具体化と、その情報公開の手段として、双方向での情報集積の方法としてのWEBGISの有用性に関して報告された。
 特に、注目を集めた評価法として、事前に、生き物の種別にGISで植生や地形データをオーバレイして環境構成要素から、生息適地をWEBGIS上の地図上にメッシュ情報として出力を行い方法が紹介されました。後刻、生息の予測された、その箇所を、市民やNPO等の方々が調査に伺って、生息状況を確認、インターネット上を介して、報告をするという方法で、トンボ等に関しては80%以上の確立で生息を確認できたとのことでした。また、希少になってきているトウキョウサンショウウオ等での調査事例を発表され、WEBGISによる双方向での調査方法の革新部分を紹介されました。またWEBGISを開発・運用する上での問題点や課題を具体的にいくつか指摘されていました。