文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

フルバッチ。TEXの妖怪に次いで、今度は女帝の出現か(11)

2006-10-28 12:27:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
 理学系出版での数式に引き続いて、文芸関係の出版物からの視点から見ますと
(1) 大手著名な出版社が、Adobe社製InDesignを大量導入し、今後の組版ソフトとして、出版社での内製化を前提にした制作ツールとして、モデル作りから始めています。印刷会社等へ組版での制作手法に介入を始めて、要望→指示という経過を経て、早や3年目です。
 現在、主要な委託先印刷会社でも、すでにInDesignの本格導入と効率的な制作手法のフローを必死に求め対応中です。
(2) 出版者側でも、文芸書等の制作等も、InDesign導入によって浮かび上がった課題を整理中の模様です。いろいろな意見と情報を集約し、合理化策とワンソースマルチメディア化をベースにした新たな制作手段の整備を決め、その上で基本方針を定める方針のごとくだと感じています。それまでに、あまり時間がありません。

 この過程で浮かび上がってきた幾つか大きな課題があります。
(1) 多くの印刷会社を訪問して、まず気がつくことは、経営者が社業の将来性への自信の喪失です。良く話しを聞きますと、企業間での主体性の問題があります。
 これは、かってないことですが、大手発注者側の、特定の方々に対しての誹謗に近い話しが飛び交います。特定の女性への反発のごときです。
 TEXの妖怪に次いで、今度は女帝の出現か という題目は、物事の本質と捉えるべき課題です。要は、どの分野からでも印刷会社はかって経験したことのない角度から、話し合っても理解出来されない立場で、顧客先から経営干渉され出していると言うことにあります。パートナーから下請への変化という、自立した技術をまさに否定されるという、この面でも、まさにかってない事態であるという認識です。
  
(2) これは1次産業での農業分野で、かって起こったと同様な事態に発展か?
 土地改良事業で、400もの農法と呼ばれた稲の栽培手法が、慣行農法というたった一つの農法に収斂された流れと重なります。
 国策として行われた方法で、結果として誰でも稲が作れる、最小工数で稲が作れる。3ちゃん農法とも、パートタイム農法とも呼ばれ、結果としてたった40年ほどで、農家人口が全所帯の40%が、4%以下にまで減らせた事が結果です。
 この人口の農家からの移動流失が、日本の高度経済成長の源野一つであったことは自明です。


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