文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

(1) 里山の定義  2004/1/6 satoshinpo

2006-04-29 21:19:57 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
里山の問題とは、人と地域の問題と考えています.
 生物多様性とは、人と地域の多様性と読み替えても間違いはないと
考えています,自然再生だけを目指すのでなく、これからは、最新のIT技術も駆使して自然創生事業だと考えています
 すばらしい生きるべき、人間と自然が真に共生する場の生成だと思います 
 里山を考えるときに、たちまち11項目もの分科会が必要と考えられるように
1 里山と教育
2 里山と医療
3 里山と林業
4 里山と田んぼ
5 里山と文化・伝統
6 里山と観光
7 里山と水循環
8 里山と生き物
9 里山と政策
10 里山と残土・産廃
11 里山と環境
 人に関わる生活空間が里山と考えることの認識、対処がまず必要と考えています
 具体的には、その場とは農村生活全般への取り組みの場ですから上記11項目に渡る項目とは、生活環境そのものが里山再生の課題として、かつ中心になるかと考えられます。
 里山との関連でもう一つ大事なことは時間軸だと思います。里山との対応は、どこでも試行錯誤が避けられません。そこで短時間で1回転(はじめの土俵にまい戻れる)ことでやり直しが効くか効かないかです。
 やはり、田んぼと畠、そして果樹園まででしょうか(桃栗3年柿8年)
田んぼは1年生草本です。どう転んでも1年で結果が出せます。やり直せます。
 日本雁を保護する会等が提唱している冬・水・田んぼ(冬期湛水水田)でも、毎年毎年少しづつ、多数のお百姓さん達と業務の改善をしながら、現在に至っています 
 極端な話、印旛郡栄町の冬・水・田んぼのケースでも白鳥の話は不耕起での前提条件ががあったとしても
11月に、田んぼへ井戸水を張ったら、1週間で白鳥が50羽来て、12月15日頃には、田んぼから排出される用水路に、利根川から田んぼで暖められ、生物濾過で澄んだ水の水の道をたどって(多分)鮭が複数個体で遡上し、産卵までしました。たった数ヶ月で劇的な変化を享受しています。
 いままで、冬は乾田化で無機物のようであった田んぼが、突然生き物にあふれた有機物の世界へと変化をしたわけです 何が変わったかと言うと、一番は所有者の新海さん達でしょう。
毎日の変化にとまどいながら、1日に数回も田んぼを見回るようになり、それが楽しくて楽しくてが口癖に。
 同時に考えたら、冬・水・田んぼとはかって、千葉県で当たり前に行われていた農法そのものだと気が付かれています。
 この方式の良さは、情報が伝搬すると、多面的な分野で実践活動をしている各地の研究者が次々と訪問して、現地調査と聞き取りと、研究を現地で体験出来ることです
 いかに、人間も、生き物も、本来の基本単位である水と、田んぼの環境変化を渇望しているかは、最近日本雁を保護する会の研究でもいろいろと事例的に分かって来ています。
そこで、農水省が管轄する田んぼの部分を中心にして、里山の問題を考えていくべきではないかと、思います。

 千葉県は、希有な資産がまだ十分に残っています。
ほ場整備の有無が、乾田化が進展されずに残っていることです。ほかの県よりもはるかにこれからの里山創生としての自由度が高いのです
 宮城県などは、全域の開発がされ尽くしています。土堀の用水路が残っていて、それを伝って鮭が遡上して産卵したなどとの話は信じてもらえません。
 また、研究家は昭和30年代のほ場整備の状況を見て、びっくりし、それをとてもうらやましがります。
 千葉の「里山と谷津田」は、谷津田の絞り水で農耕が可能であった分、歴史的な経過も長く、縄文土器の70%以上が、千葉の里山で出土するくらい、生活しやすい場所であったはずです。
 千葉県で、現在最も価値があって、結果が得やすく、試行錯誤が出来るのは改めて申し上げて、田んぼです。
 里山を考えるときに、真の意味での、人と自然の共生関係を田んぼと水を中心として皆様方と再構築をしていきたいと考えています。 
 桜宮自然公園の所英亮山からの市民農園に関する提案も、すべてお米作りからスタートした構想です。
 農地法に準拠しながら、その法律に抵触しない方法で考えられています。野菜でないことも、ミソだと聞いております。

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