文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

(2)[satosympo] 里山シンポに関して  2004年1月8日 18:23

2006-04-29 21:20:56 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 里山の問題の基本は、林業関連は単に、その一部に過ぎないと言うことです。
はっきりと言いますと、林業の部分はほんの一部分だと思います。
 里山の主要な課題は谷津田と呼ばれる、田んぼの問題であり、水の問題農家の問題であり、里山と呼ばれる特定の地域での 教育、育児、医療、安全等、地域文化を形成する部分を含め、あらゆる問題がパックになった課題だと認識しています。
 この部分の活性化と再生化をいかにして図っていくのかが課題であると、まさに文化の再生、千葉県の未来がかかっている部分でもあります。
 これは、千葉県に限りませんが、県庁の職員の方々が、たとえば「里山と谷津田」に関しても、いかに現場の実態を見ていないか知らないか、ある面ではぞっとしますし、悲しくもなります。
 県側がこの点を正しく認識いただかないと、前へ進めません。
 すべての要素が包含された、横割りの世界ではないでしょうか。 そのために、行政側とNPOが協力しながら、多方面の方々の参加を求められ平らに議論しあおうという、だからこそ円卓会議だと申し上げさせていただきました。
 千葉県は、日本一の「里山と谷津田」の所在する県です。また、未着手でいままで残ってきた貴重な「ほじょ整備候補地」をまだまだたくさん残しています
 堂本知事の着眼はすばらしいと敬服しています
 それを行政側とNPOが協力しながら、一歩一歩着実に前進させるためには、まず行わなければならないことは、千葉県の里山と谷津田の実態調査であり、新たな価値観を持って、里山に関しての基本の認識での再構築をすることだと感じます
 里山に関しては、特に行政側で、いままでの慣例を取り払って、組織横断的に対応出来る組織再構築を求められているのではないでしょうか。
 里山条例のあり方が問われているわけですから、その意味に於いて、特区構想に近い考え方が必要と申しあげた方がよろしいのかもしれませんが。
 考え方を、矮小化しないように、会員の皆様方と、もっと深く。多岐にわたった話し合いをもてることを要望します

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