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印旛沼の学習(3) 飲用水を供給する3大湖沼

2005-08-17 23:36:33 | 水質浄化:千葉県印旛沼及び周辺域
[satochiba:0848] 2005年1月24日 14:22
 飲用水を供給する3大湖沼 飲用水を供給する3大湖沼とは、琵琶湖と霞ヶ浦・印旛沼を潜水ガモの個体数で変異を比較する日本の大きな湖沼で、霞ヶ浦・印旛沼は、農業用水・工業用水・飲用水の3つで利水されています。滋賀県の琵琶湖も飲用水として利水されその3大湖沼となっております。いずれも底泥の状態の悪化が一目です。
印旛沼では、千葉県自然保護課が委託して調査したデータで、キンクロハジロは1975年西部で1722羽、北部6590羽(それぞれ最大値)
が1993年合計330羽→2003年0となりました。(2)ホシハジロで言えば、1975年の最大値が西部4390羽、北部1100羽→1993年合計で160羽→2003年合計で2羽と壊滅しました。
霞ヶ浦の潜水鴨の個体数ですが、
(1)キンクロハジロの,2003年1月調査では、1993年3495羽→35羽に、
(2)ホシハジロ1990年,4400羽→46羽です。
同じ飲用水の水源である滋賀県琵琶湖では、
(1)キンクロハジロが1993年6149羽→2003年度5618羽、(2)ホシハジロが1993年6852羽→2003年6041羽で、殆ど変化がありません。
(参考)大型動物性プランクトンを捕食する(3)ハシビロガモは霞ヶ浦では、1990年まで2000羽前後、1990年突然11,000羽となり,1995年まで5000羽前後。現在は1500羽程度で安定しています。印旛沼では100羽前後で、少数です。
琵琶湖では(3)は500羽が最大値です。 これも増減ありません。
 これらが何を表現しているのかの慎重な検討が必要ですが、客観的な生物指標として、最もリアルに表現される使える内容だと、考え出しています。
印旛沼でも推定ですが、キンクロハジロが30年前8,000羽→15年前300羽→現状0羽になってしまっています。霞ヶ浦のキンクロハジロ(1,000分の1)も、ホシハジロ30年前6,500羽→15年前160羽→現状2羽も、その鴨の関東地方特有の個体群(霞ヶ浦、印旛沼、手賀沼でも)が、共通の現象によって壊滅したと言うことです。 これをどの様に解釈し、再生に向かって対処し、
これからの自然再生に反映すべきなのかが課題なのです。
①環境省生物多様センター「ガンカモの全国調査データ」より)。現状は、山階鳥類研究所の岡主任研究員による、手賀沼での調査でもほぼ同じ経過が出ています。

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