文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

電子出版の世界は、かって専用ワープロの出現時に類似 (2)

2010-08-16 06:25:56 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 今回の電子出版にかかわる企業群は、専用WPが大手の電気屋さんが中心であった時代と対比してどこが違うのかといいますと、今回は印刷企業であり、出版社や印刷関連企業や、中小ソフトウェア企業が中心であるということです。
 ハード面では米国メーカが主体で、製造は台湾、そして組み立ては中国というパターンです。残念ながら今時点では、なぜか日本のメーカの姿はほとんど水面下にちらちらしているだけです。
 この2010年4月がとても重要なことは、日本の出版社の大手21社が、業界団体として始めて社長会で、一斉に電子出版への参入を決議したことです。それによって一気によーいドンの業界ぐるみの狂騒的な、競争が始まりました。

 ハードウエアは現状ではことごとく、iPhone/iPadやkindleなど米国系に席巻されています。年内に国内企業からも新製品が、また基本ソフトウェアもePubなど、またビジネスモデルとしての料金回収の仕組みなども、ことごとく米国に席巻されてしまいました。

 日本の提唱する言語的な意見具申も、W3Cではことごとく相手にされない状況と聞いています。たとえば最も本質的には、縦組み、ルビの問題。いずれもW3Cでは規格拡張に熱意が感じられず、一部の拡張規格では相手にされていない状況と聞いています。

 縦組み一つ。現在組版上で縦組みは日本と台湾だけだそうです。
中国も、韓国もすでに使っていないという状況だそうです。

 したがって、国内用の独自規格による、複数の製品が発表されて、それを日本人のみが使うという特殊化が起こりかねないと感じられます

 なんということでしょうか。

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