文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

2009-2010冬の大型水鳥のリアルな渡り鳥情報(3)希少な雁類

2009-12-04 08:08:36 | 日本で越冬するガン・ハクチョウ類の生態
2009-12-4
 希少類の雁類の渡りに関して

1 亜種シジュウガラガンが本年度渡来数が60羽を確実に超しました。
 昨年度が、最大羽数47羽と理解していますので、3割以上の増加です。
 でもそれ以上に、これからも年末にかけて、遅れて飛来する個体も期待されますので
 70羽近い数になると期待されています。
 苦節20年、ようやっと安定的な成長曲線にそって個体数の増加がみられるようになりました、本年度は最大で53羽もの群れを形成して行動をしているとの情報もあります。

2 ハクガン
 これも最大34羽程度のまで増えてきています。こちらも30羽以上がひとつの群れを形成しだしていますので、加速度絵的に増えだしていく可能性が見えてきました
 大きな群れを形成できるということは、幼鳥が群れの中でペアを形成できるということであり、繁殖可能性が一気に高まります。
 期待できます

3 カリガネ
 とてもコンパクトな雁で、マガモ位の大きさとなります。マガンよりも甲高い鳴き声で
可愛いらしさが身上でしょうか。
 宮城県蕪栗沼や伊豆沼周辺で、毎年30羽程度がカウントされているようですが、膨大なマガンの中に埋没している状態で羽、見つけ出すだけでも大変なようです。ここ数年春や秋の渡りの時期に、北海道のサロベツ原野などの、30羽程度の群れが観察されていますが、国内に滞留しているという証拠もなく、よくわからないということが本当のところです。
 中国の奥地に数万羽の群れが確認されていますが、開発の波に飲み込まれかねないとされています。

4 サカツラガン
 今年も1羽、あるいは2羽ということで、かろうじて1個体程度が渡来しているに過ぎません
 本来の越冬個体群が観察されていたのが、つまり適地が関東地方の印旛沼周辺、浦安方面(今の三番瀬周辺)とのことですので、関東での雁類の越冬適地を見いだし、再構築できるかも、これからの課題です。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿