文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

鹿島神宮の自然林はすばらしい

2007-01-08 21:35:43 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
2007-1-2
 鹿島神宮の奥に踏み込んでいくと、すばらしく、かつ広大な自然林に遭遇しました、常緑樹がやや多く、トンでもなく立派に生長した木々はたくさんあります。
 デモ自然に木々を介して、きちんと日が差し込んでいます。至るところで若木が元気に、循環型の自然論とは正にこの場所がひとつのモデルの場だなと実感しました。
 徳川家康及び2代将軍が尽力したとのことですが、とても奥が深くて森閑として、改めて時期をかえて来てみようと思っています。
 明治神宮は正にとても良く似ていて、ここを模倣したのだと直感しました。でも
若木が伸びやかに成長しているのを見ると、自然林としての健全さ出は大きくこちらが優れているなと感じた次第です。

神崎駅も待合室で

2007-01-08 21:26:27 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
 2006-1-2
 駅で30分以上待つことが分かりましたので、待合室に入りました。
とてもステキで清潔な場所です。くつろいで何気なく「神崎町川柳クラブ一同」と書かれたパネルを読んで見て、大笑いしました

 「酔えば寝ろ、寝ればキックの妻心」どんぴしゃりだなと苦笑い……

小さな町の、心温まる待合室でした。町の皆さま方に感謝

2007年正月に鹿島神宮に参拝 そこで感じたこと

2007-01-08 21:18:11 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
 2007-1-2 成田から先、神崎駅から佐原経由鹿島神宮行き列車に乗って、妻と息子と3人で参拝に出掛けました。JRも込むのかと思いましたが、意外にもがらがら。
 でも、1時間に1本とは、とても現代人の感覚ではたまりません。
 鹿島神宮駅より15分ほどだらだらと広い道を登ると、突然参道にぶつかりました。そこからは押すな押すなの大混雑。森閑とした駅前とは対照的です。
 清めの水を使うにも10分以上待たなければならない状態でした。参拝し、奥院まで足を伸ばし、そこでも参拝。
 とてもとても奥の深い自然林が維持管理されていました。
帰路、同じ道を液に戻りましたが、夕方4時でたった4~5人徒は何事でしょうか。
全て参拝客の99%以上が車で来ている現実です。千葉県や茨城県でも列車やバス等の、大事な公共交通機関が、すべて経営的に生きづまるのは避けられないと実感しました。
 千葉県でも茨城県でも、とても一人1台の車がなければ生活出来ないとの実感です。

日本語の異体字問題をwindows対応での解決(案)は(5)

2007-01-08 20:15:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
 この課題は、時間をかけながら日本特有の合理的な知恵を活かして、誰かが発明し、それをいつの間にか俗に言う「空気」の流れで暗黙の内に採用し定着していく。CIDフオント系では、32通りもある”渡邉の邊”も、いつの間にか汎用的に対処出来る方法が開発されているようです。
 しかも、windows対応のOTF(オープンタイプフオント)である、AJ1-1(Adobe-Japan1-5)などのフオント環境を利用しています。
 本来Unicodeでは、漢字1フオント1種です(正字、略字で2種まで)。
が、誰が発明したのか、いつのまにかUnicodeの特定コードをヘッダーに介して、1点突破全面展開のごとく、幾らでも異体字や、Unicodeにも対応しない漢字や記号等をwindows環境上で、利用するためのコード設定が可能な環境が形成されつつあります。

 現在windows対応上ではFEP(カナ漢字変換機能)では、microsoft社のIME、あるいはジャストシステムのATOKがありますが、これは本来のmicrosoft社のフオント環境サポートし、今回ビスタに合わせた拡張がなされています。

 Adobe社では、windows対応版のInDezign上で、上記のAdobe Cidfontを入力可能にしています。
 また、日本のフオントメーカであるモリサワでは、"OTパレット"という名称で
windows上のWordにmicrosoft社の協力を得てアドオンしております。At1-5対応の全文字(22,000文字程度のモリサワ明朝、ゴシック)をWORD上で入力可能としています。人名・地名入力が欠かせない行政向けへの開発が主な市場と聞いてもいます。

 Microsoft社でもMS明朝やMSゴシックの利用を促進したいという事であれば、なおさらフオント環境を差別化戦略と誤解される使い方は避けるべきです。差別化すると、間違いなく逆差別されることになります。

 windows環境でのツルータイプのフオント種類は脅威的な数に上ります。1説では10,000点ものフオントが市場に紹介されているとの噂も。
 まさに日本では、漢字は表意文字であり、それ以上に表音文字として普及しつつあります。漢字やひらがな、カタカナを勝手にどんどんデザイン化して、市場に問える、おおらかさが日本の文化の根源です。

 まさにフオントの世界は、グローバリズムとローカリズムが、一緒に共存出来る
多元的な価値観が具体化された市場なのだと理解下さい

 MS明朝2003、MS明朝2007-A、MS明朝2007-b なのかは知りませんが、すでに確立された、きちんとした業界ルールに乗っ取って、Office2007系統をFDAれもが安心して利用したいと願っています。


microsoft社は何を間違えたのでしょうか(4) 対応策の提言

2007-01-06 17:38:00 | 組版プロの思考からXMLを考える
幾つかポイントがあります

1 1文字を削除しています。
 まったく使われていない文字だからとの考え方でしょうが、それだからこそ、開発担当者がトリガーとして使っている可能性が高いのです。
 これは、できるなら元に戻して欲しいところです
 印刷系のシステムで、文字コードを廃止してしまったケースはあまり聞いていません。例えば写研のsapcol準拠環境では、30年前の8インチFDの文字データは最新のシステムでも文字化けは致しません。そこが凄いところです


2 フオント名称にとてもこだわっています。
 同一フオント名であれば、WORDの最終顧客は自動的に、MS明朝、MSゴシックを使うだろという思いこみです。これが最大の癌となりそうです。
 従って、古い社員名簿などを、知らないでWord2007に読み込むと、その時点で折角の、人名の文字種が勝手に変わってしまうわけですから、日本語処理を担当している文化系の出版者や、行政書類を扱っている文書課の方々が途方に暮れることが目に見えます。

3 adobe社では、aj1-3~aj1-4、aj1-5へのアップデートでも、全て文字フオント名を変えています。

4 解決策としては
(1) MS明朝、MSゴシックほかmicrosoft社のフオントには、書体毎、またその改訂毎の異なる番号等を振る。顧客にフオントを選ばせることが解決策でしょう。  office2007からの即時実施が必須です。
 まずAタイプ、Bタイプのフオント間でのフオント名称の変更は必須です。

(2) 今後は、追加・更新は行っても、削除は決してしないでください。
100年単位での、アーカイブスの前提が崩れます。
 また、1文字での追加・更新でも必ず一斉に更新可能なごとくバージョンアップ
のタイミングを見て行い、また書体名あるいは番号等は継続性を保って行って下さい。

(3) microsoft社が信念を持って行うことですから、それはそれで結構です。
だとしたら、徹底して信念を貫いてください。
最大の混乱の元は、足下のぐらつきを感じたか本来のAタイプに、Bタイプというmicrosoft社のHPからダウンロード可能な旧83JIS系の文字を残したMS明朝、MSゴシックを提供するとの、microsoft社らしからぬ、発表と急な業務展開徒その内容に端を発しています。

5 現状のままも推移では、1月末から予定されているビスタ、Office2007出荷開始への出版・印刷、行政担当者の間で、それによって生じる事態への不安は半端ではないと感じています。

6 ただし、その環境を日本国民、全世界の市民が利用する立場から、共通プラットフオームとは公共物という観点から、利用者・業務責任者の理解を得られるよう、迷惑を掛けないようにご配慮下さることを念じています。

  
 

microsoft社が引き起こす異体字問題(3) ミステークです

2007-01-06 17:22:36 | 組版プロの思考からXMLを考える
 どうも最大の問題は、microsoft社でさえも、日本語とはなんぞや?への理解に大きな、おちこぼれがが生じてしまったことにあると考えられます。
 デファクトスタンダードを指向するmicrosoft社の立場を十分理解していても、最低限、はじめに守らなければならないルールが日本語処理にはついて回ります。
  

6 漢字とは母国語は中国です。表意文字として、文字の形で何を伝えたいかが分かる。その使い込まれて標準化した文字が、現在のそれぞれの漢字の文字種です。
 日本語はひらがな、カタカナ、そして少しの記号等しかありません。全部でunicodeへの登録文字ですら400文字以下と聞いています。
 日本語は漢字は本来は表意文字です。しかし日本語にはひらがな、カタカナという明らかな表音文字があります。また無数に産み出される記号文字(携帯用の文字など)もあります。つまり日本語は表音文字と表意文字を混在して使い、かつ漢字も表音文字として、記号混じりで使える希有な言語。まさに多言語化に対応出来る世界的な意味あいでのコンバート言語だとも言えます。
 でも、日本では漢字は中国からの借り物です。漢字への深い思い入れはありません。日本語では漢字は宛字であり、デザインという意識が強いですから、人名など勝手に作り直して、従って同音異語が多数出来た分けです。特に人名のごとくでは、渡邉の邊の例のごとく邉-正字×1、辺ー略字×1では、登記上でも都道府県地名でも、適応出来ない文字が30文字もあり、あわせて32文字が必要となります。
 異体字とは、それなりの確固たる日本語文化の大きな要素技術となっています。
 大手出版社K社はじめ、それぞれの出版者ごとに、指定された多数の異体字をいまでも使っています。K社だけでも大体400文字程度に届くと聞いています。

7 再度整理すると、幾つかのミスが重なっていることが分かります。
(1) 原本保存の原則 フオント名称を残して、保存する原則の無視 
 Unicodeでは全世界共通で、漢字であれば日本でも中国でも同じ1文字とする原則です。ただ漢字では正字と略字は認められています。
(2) 同一フオント名で2種類のフオントの存在
 購入時のAフオントと、フオントの内容の異なるBフオントが、市場で混在する恐怖。これは、現業の出版・印刷、行政職レベルでは対処が取れない、収拾のつかない状況を現出します。
 印刷業界では、かってJis78→Jis83での切り替えでとても厳しく困難な壁にぶつかりました。現在でもその後遺症が色濃いです。でもこの時は、コードの判別が出来ました。今回はそれすらありません。
(3) 発表が遅すぎました。
 年度末に。この事態を知らされました。誰も知りません。出版・印刷業界でも殆どです。しかも、Aタイプ、Bタイプのフオント混在の可能性を知ると呆然としています。
(4) 関連周辺業務をサポートしてきたコンバート等のソフトウェア会社でも殆ど気がついていません。

8 今回のmicrosoft社のビスタOSに係わる部分では、もう少し調査が必要ですが
何らかの対応策はあると考えています。
 それらが、実務として現場で動いている印刷や出版の現実上で対応策が取れるまで、ビスタ及びOFFICE2007系統の出荷はすべきでないと考えています。

  

ビスタ登場 明らかな異体字問題発生。出荷指止めレベル(2)

2007-01-06 17:05:38 | 組版プロの思考からXMLを考える
3 一言で言って、印刷や出版・データベース等の日本語処理では、多様な異体字処理が最大の難関です。JISのごとき工業規格的な発想で日本語の漢字文字種を考えると、今回の文字の形の変更は許容の範囲で認めるような考え方もあります。
 効率化という視点からです。
 確かに漢字・ひらがな・カタカナ・欧文文字等は2000文字以下でほぼ90%以上をクリア出来ています。そこへ正字+略字という対応で、ビジネスベースの世界では通用するかも知れません。

4 印刷業界を主な市場とするadobe社や㈱モリサワ社なでのフオントに対する考え方と、microsoft社の考え方の食い違いが正に最大の課題です。
 adobe社などの考え方は、市場で使われている文字種は、明らかな異体字でも、ともかく文字フオントを準備しておく。それでも足りなければ、顧客先で文字を作れすソフトウェアを提供していく。ためにadobe社の日本語フオント規格はAJ1-5で
軽く20,000文字を超しています。
 要は市場ですでに使われている文字に対応出来る柔軟性が大事と言うことです。

5 対するmicrosoft社の戦略が、グローバルスタンダードであり、unicodeをベースにして、政府の日本語への国家戦略に沿って、錦の御旗としてjis2004+拡張文字(IBM+NEC系独自漢字+アイヌ文字対応など)として、世界的に漢字文字フオントは1書体1種のみ(拡大しても正字+略字)で十分なのだという考え方でしょう。趣旨は分かるし、反対する立場ではありませんが、やり方が日本語の現実をあまりに無視しているが為に、今回のごとき問題にぶつかります。
 
 


  

ビスタ登場 明らかな異体字問題発生。出荷指し止めレベルです(1)

2007-01-06 16:54:55 | 組版プロの思考からXMLを考える
 1/末。microsoft社からビスタが登場の前、office2007の登場段階で、word2007やexcel2007等が、unicodeに準拠したJIS2004をベースにした文字コード系を導入することが分かってきました。
 現在、出版・印刷業界だけでなく、行政もまともに巻き込んだ、どうもとんでもない混乱が日本中で生じてしまう心配が出てきました。
 日本中で納得出来る問題の解決策が見いだされない限り、ビスタやOFFICE2007に関しては、出荷差し止めをも考慮しなければならない事態になりかねません。

問題は幾つか
1 これは明らかに異体字問題であります。
 かってJIS78→83で生じた問題をさらに拡大し、全国民を巻き込んだ問題です。JIS2004では、大枠166文字の字体が、かってのJIS78→JIS83で変更された内容を中心に、その多くは83→78に戻してしまっています。文字種内で許される範囲での変更であるとの審議会の意見は、これは国策ですので意見として了承するとしても、 Word2003等で作成したファイルを2007で読み込んだ途端に1点しんにゅうが2点しんにゅうに変わってしまうという事は、文字組版に係わっている者としては驚きを通り越します。
 通常私どもが異体字と呼ぶ状況であり、印刷会社と出版者との通常の取引では、刷り直しと同時に違約金を間違いなく取られるレベルの間違いと理解しているからです。
 例えれば一部著作者に限りませんが、自分の名前や地名等で、間違った文字を使われたと感じた時の怒り方は半端ではありません。それが大変なのです。

2 OFFICE2007等で生じる事態に関して、出版者も印刷会社もほとんど、この事実を知らされていない。気がついていませんでした。

 1/6現在、印刷業界でも少し理解がなされてきました。理解不能な状況から、そこで皆様大混乱に陥ります。
 いくつかの便宜的な解決策は考えられそうですが、あまりに情報不足です。たまたまOSレベルでの変更と言うことで、一部の方々が数年前から問題を指摘されてきたことがわかりました。
 でも、その方々でもmicrosoft社の最終的な意思決定を聞いて、皆様黙ってしまった模様です。