
中華街の門としては珍しい白を基調とした牌楼。以前はほとんどここが入口だったが、地下鉄の開通で流れが変わっている。延平門は、平和と平安のやすらぎが末永く続くことを願い、立てられたらしい。守護神は白虎神。だから色は白を貴重にしているらしい。JR石川町駅から来ると2つ目の門になる。
両側にある学校は制度的には中高一貫校、横浜総合高校となった白い大きな建物は、横浜の高等学校としては珍しい冷暖房完備の施設。現在は単位制の高校となっており、校内には、室内プールも配備している。向かいの中学校は横浜市立港中学校。場所柄、 元町、山手、横浜中華街などを学区に抱えているため、台湾、韓国、中国を始めとした外国人の生徒、および外国にルーツを持つ生徒が約30%程度を占めているのも珍しい。門柱は、旧花園橋親柱。西門にメンしているのでだれにも目につくはずである。
花園橋は、1876年(明治29年)に派大岡川に架けられた橋。当初は木橋で1888年(明治21年)に鉄橋となったが、1923年(大正12年)の関東大震災により倒壊した。港中学校の門柱として使用されている親柱は、震災復興事業の一環で架け替えられたときのものである。高さ約2.8m、一辺約1.2mの石柱と高さ約1.1mの鋳鉄製照明部から構成されているらしい。「有形文化財」ともなっている。
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