あの素朴な廣州飯店「広東」が閉店してから4年弱工事を進めていたが立派なビルに変わった。上部は集合住宅になっているようだが、まだ店舗の入居者は決まっていないようである。福建路の反映のために、元気が店舗が入ってほしい。そうではなくてもまだ向の「五州」の店舗も埋まっていない。期待をしたい。
「廣州飯店」の思い出
廣州飯店「広東」 045-651-9170 「2008閉店」
600円(料理1品+スープ「みそ汁」+漬け物「たくわん」+ご飯)
駅前食堂を彷彿とさせる構えの中華料理屋がここである。福建路中央部に位置している。サッシも全て木製。椅子もまばらな不揃い。薄暗い蛍光灯の明かり,化粧合板壁はところどころ剥がれ始めている。当然メニューなど無い。壁に掲げられている年季の入った掲示がそれである。何度か通りすぎる時,年輩の女性をみていたが,その人が一人で切り盛りしているらしい。
しかし,まばらではあるが店内は数名の客が居る。石油ストーブの上にやかんが置かれており,麦茶が常時熱くなっている。そこから注がれるお茶とたくわん2切れを持ちながら,先ほどのおばあちゃん(どう見ても70歳は越えていると思う)が注文を聞きに来る。すぐに居なくなり,厨房の方で音がし始める。全てをひとりでこなしている。料理のほどはおせいじにも美味しいとは言えない。わたくしがつくったほうが美味しいと思われる。
レトロな雰囲気,ひと時代前の中華料理店を探検したいというのであればお勧めである。際だったものはないが,おばあちゃんの心意気が伝わる店ではある。先立たれた料理人のご主人の料理を見よう見まねで継承しているのかもしれないなどと,勝手な想像をしていた。調べてみると40年以上も女性一人で維持しいる店の模様。敬意は称したい。
ランチ例)「ここ数ヶ月メニューが変わっていない」
A八宝菜 Bレバニラ炒め C鶏の唐揚げ D茄子と豚肉の炒め
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