
周苑(周さんのお兄さんの店)を通ると、何か緊急な様子の掲示。見れば不可解な内容。突き詰めれば、中華街では人工ものを使っている店があると言うことなのであろうか。
「以前のランチイメージ」
周苑「広東」 045-663-2391
1500円(料理1品+副品「棒々鶏サラダ」+「ワンタン」スープ+香の物+ご飯)+おしぼり
現時点で私が知っているかぎり,ランチタイムの設定がある店はここが最後になってしまった。それにしても奥深い,何の気なしに始めた「中華街詣出」も150軒を超えつつある。最初の予測通り,1500店舗程度が何らかのランチメニューを設定していた。
どうして最後になったかというと,1500円という高額。メニューが変わらない。噂に聞けば美味しくない。どうも入りにくい。等といろいろな条件が重なっていた。今回どうにか意を決したわけである。大きなビルの1階に入っている。普通この手の場合あり得ないビルの前の広場(公共空き地)にまで門を作り,自己主張している。固定しているので,完全に違法だと思う。それはともかく,門近くに出されているメニューはすべて高い。しかし,読んでいてもさほど興味がわくメニューも見あたらない。周一族の城としては良いのかもしれない。
1500円のランチは3種,基本の「酢豚」を注文してみた。店内はある程度ゆったりしているもののなにか落ち着かない感じがする。ベンチ型の椅子と4人程度かけられる各テーブルが20程ワンフロアーを占めている。おしぼりがすぐに出され,大きめのポットでお茶がサービスされる(立派な陶器であるが,蓋にテグスがつけられている。蓋の落下防止であろうと思うが,はじめての経験である)。しばらく待つと,すべてが大きめのトレーに載せられて出てきた。案の定,料理とスープが冷め始めている。定番の酢豚は,肉がすかすかの揚げ物。衣が強く,肉の味まで十分に解らない。加えて,味付けが濃いだけでコクにかける。そのへんのレトルトでも同様の味が得られる。最も気になったのが具,明らかにランチ用の設定である。キュウリ・玉葱が目立ち,多少のピーマン・人参は入っているが,それだけ。この価格なのだから干し椎茸・タケノコ程度まで入れるべきである。量も少ない。それと同程度の「棒々鶏」が付く。正確に言えば,鶏蒸しサラダといった方が間違いではない。棒々鶏たる所以のごまだけがかすかにかけられているだけである。主たる味は市販の中華サラダの素の様なドレッシング。盛りつけも主体は野菜である。ワンタンスープのワンタンはまずまずのもの。しかし,スープがよろしくない。醤油味の淡泊なもの。麺類(しる麺)は美味しくなさそうである。香の物は,キュウリを16分の1に切ったようなものが4きれ,同様の大根である。まずくはないが寂しいもの。ただし,サービスは徹底していて,気持ちがよい。客に対する反応は早い。杏仁豆腐は,なかなかの大盛り。ほとんど何も味が付けられていない杏仁豆腐は,独特みつで絶妙な味に仕上がっている。ライチも1個入っていた。デザートが印象に残る1500円ランチであった。
コースは,ランチも提供しており,3000円程度のものもある。飲茶が2300円程度で食することができる。通常は5000円からのコース料理となるらしい。6人以上は1品増える。奥にカラオケボックスのような個室がある。
ランチ例)3種の定番メニュー(ありきたりのもの)。
料理に,(副品「棒々鶏サラダ」+「ワンタン」スープ+香の物+ご飯)がつくもの
A スブタ B三種海鮮と野菜の炒
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