以前始皇帝という庶民的な店があったが、2年ほどの短命で営業を停止した。それを居抜きの形で再生し、再開したのがこの店。中華街で始めての出店らしい。愛想のよい中年女性がきりもりしている。開店は先週の土曜日(2011.12.03)という。華々しさは無い。ご夫妻で丁寧に店を作っていくような感じの店である。以前のイメージが私には残る。
すでにランチも出している。550円1種「麻婆豆腐」、600円3種、炒飯とのセット680円1種の構成のようである。開店間近だからと思えば、今後もこのようなスタイルで行くという、基本は、ライス・スープもお代わり自由ということをニューにもうたっている。私が、最初の店舗で確認するのは定番メニューと決めている。今回は「酢豚」にしてみた。お茶をいただきしばし待つ。どうやらビールも3杯1000円で提供しているらしい。バカバカタバコをすう外国人がビールをがぶ飲みしていた。
相変わらず(以前の店の時も同様、改善してほしい)換気はよくない客席。喫煙者がいる場合には、敬遠したほうがよいかもしれない。特に際立ったメニューはないが、「台湾料理」と明言してくれているのがうれしい。その類のメニューも多く準備されていた。特に独特の「パイコーハン」があるようである。カツだけではなく、角煮も乗せられている写真が紹介されていた。厨房はセミオープンなので私の料理の進行が音でわかる。これくらいの規模の店が何かほっとする。
一気に運ばれてきた。中くらいの器にご飯、スープは卵スープ、薄味でおいしい。ザーサイも適量皿に盛られている。料理の量も適量ではある。残念なのは、見た目。肉は6個程度とありがたいが、そのほかはほとんどたまねぎ、小さなピーマンが2片はいっているのみ。後はにんじん・ジャガイモである。彩りだけではなく、ランチの酢豚を想定しているようである。
味は、甘みをやや抑えたおいしいもの。肉は揚げたてであるが、硬い。これも改善は必要である。具財が、肉・たまねぎいための酢豚となっているので、どうも単調。絶賛するまでにはいたっていない。ランチの料理にしているのかもしれないが、それでは中華街では生き延びれない。今後の工夫が必要である。しかし、コーヒーをサービスするなど気持ちは入っている。今後期待できそうな店である。がんばってほしい。
酢豚を注文したら、タケノコと人参から変な味が…
吐き出してしまった。
こんな時、どうしてよいやら。
入ったのが間違いだった。
丁寧に対応してくれるはずです。安かろう・まずかろうという店は無いと思っています。