プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

森田芳光監督への愛があふれる「の・ようなもの のようなもの」

2016-02-05 13:30:41 | 日記
故森田芳光監督のデビュー作「の・ようなもの」の35年ぶりの続編です。森田監督への敬意 作品への愛があふれる素敵な映画に仕上がっていました。
舞台は、東京・谷中。前作の主人公・志ん魚(伊藤克信)は、師匠の死後、落語家を廃業してしまいました。ほかのメンバーは、落語界で、それなりに頑張っています。間もなく迎える亡き師匠・志ん扇の十三回忌。その追善興行を前に、後援会長(三田佳子)から、「志ん魚に会いたい」とお願いされます。ここが忠義のみせどころと張り切る一門。で、行方不明の志ん魚を探し出す役に選ばれたのが志ん米(尾藤イサオ)の弟子で前座の志ん田(松山ケンイチ)ようやく見つかった志ん魚ですが、もはや高座に戻る気はあし。それを翻意させるべく、志ん田と志ん魚の共同生活が始まります。いまは、便利屋として暮らしている志ん魚。彼を取り巻く下町メンバーの暖かさが、本作の魅力です。ようやく、高座に戻る決意をした志ん魚ですが、まだまだ試練は続きます。ラスト、追善会の高座に上がった志ん魚は・・・
子供のころ、志ん魚になついていたという志ん米の娘 夕美役の北川景子が、下町っ娘らしさ満開で魅力的でした。