人情味たっぷり「星屑の町～完結編」

水谷龍二作品「星屑の町」の完結編。初演から２２年が経過したとのことです。コント赤信号のラサール　小宮　大平サブロー　でんでん　渡辺哲　有薗芳記　菅原大吉という主人公「山田修とハローナイツ」のメンバーも還暦を過ぎています。そしてメンバーの紅一点　戸田恵子は、相変らず御綺麗でした。
今回の舞台は、北海道。「ハローナイツ」は、すでに解散し、メンバーは各々の道を歩んでいます。芸能界に残っているのは、リードボーカルだった真ちゃん（サブロー）だけ。彼は、大阪でそれなりの人気のようです。因みに、キティ（戸田恵子）は、真ちゃんと結婚しています。そんな「ハローナイツ」のメンバーが、久々に集ったのは、某居酒屋チェーンの社長から、解体するキャバレーで最後に歌ってほしいと、破格のギャラをもらったから。会場へ着くと、前座を務める若手演歌歌手（新垣里沙）とマネージャー氏がいますが、この２人もなにやらわけありの様子。実は、真ちゃんとキティも離婚寸前。そこに、かつて付き合っていたいっちゃん（ラサール）も絡んできます。そして、若手演歌歌手は、実は、今回のタニマチ社長の娘　マネージャー氏とは、ワケアリの様子。さらに、タニマチの正体は・・・こんな入り組んだ関係を最後に見事に収斂させるのは、さすが水谷龍二。ラストは、「星屑の町｝をメンバーが歌いながら、幕となります。笑わせて泣かせる、いい舞台でした。