「週刊プレイボーイ」誌で、三島由紀夫が連載していたという小説です。最近、まったく三島文学を読むことはなかったのですが、昨年来文庫本でバカ売れしているというので、読んでみました。
主人公は、自殺に失敗した20代男性。虚無感に襲われた主人公は、生きているのが無駄と悟り、自分の命を売りに出します。それを買いに来る得体のしれない面々。このあたりのやりとりは、面白かった。1960年代の作品だけに、今読むと時代がかった箇所もありますが、それは、仕方ないところ。ラストは、一度命を捨てた人間としうては、皮肉な結果に終わるのですが、そこまで、一気読みしました。いままで読んだことのある三島作品とは、趣きが違いますが、エンタテインメントとして、楽しめる作品でした。
主人公は、自殺に失敗した20代男性。虚無感に襲われた主人公は、生きているのが無駄と悟り、自分の命を売りに出します。それを買いに来る得体のしれない面々。このあたりのやりとりは、面白かった。1960年代の作品だけに、今読むと時代がかった箇所もありますが、それは、仕方ないところ。ラストは、一度命を捨てた人間としうては、皮肉な結果に終わるのですが、そこまで、一気読みしました。いままで読んだことのある三島作品とは、趣きが違いますが、エンタテインメントとして、楽しめる作品でした。