「志の輔らくごin下北沢 牡丹灯籠」観てきました。この演目になって9年目。公演自体は、21年目ということです。
明治17年に、三遊亭円朝師匠が15日間にわたり、口演した噺を3時間にまとめたもの。私も、この何年か通っていますが、今年が一番出来がよかった。
「牡丹灯籠」といえば、お露 お米という2人の幽霊が恋い慕う萩原新三郎の元へ向かうシーンが有名ですが、実際は、この件は、物語のほんの一部。発端は、お露の父・飯島平左衛門までさかのぼり、多くの登場人物が、不倫 仇討など、それぞれの人間模様を描いていく大河作品です。
志の輔師は、萩原新三郎の身の回りの世話をする伴蔵·お峰夫婦を主人公に据え、話を進めていきます。幽霊に脅され、心ならずも新三郎の命を奪ってしまった小心者の伴蔵が、幽霊からもらった100両を元手に「関口屋」という店を開き、そこが繁盛。徐々に、大物然として、一方で悪の道に染まっていく様が克明に描かれ、聞き応えのある噺に仕上がっています。
明治17年に、三遊亭円朝師匠が15日間にわたり、口演した噺を3時間にまとめたもの。私も、この何年か通っていますが、今年が一番出来がよかった。
「牡丹灯籠」といえば、お露 お米という2人の幽霊が恋い慕う萩原新三郎の元へ向かうシーンが有名ですが、実際は、この件は、物語のほんの一部。発端は、お露の父・飯島平左衛門までさかのぼり、多くの登場人物が、不倫 仇討など、それぞれの人間模様を描いていく大河作品です。
志の輔師は、萩原新三郎の身の回りの世話をする伴蔵·お峰夫婦を主人公に据え、話を進めていきます。幽霊に脅され、心ならずも新三郎の命を奪ってしまった小心者の伴蔵が、幽霊からもらった100両を元手に「関口屋」という店を開き、そこが繁盛。徐々に、大物然として、一方で悪の道に染まっていく様が克明に描かれ、聞き応えのある噺に仕上がっています。