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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

これが実話とは•••「スターリンの葬送狂騒曲」

2018-08-15 10:17:12 | 日記
TOHOシネマズシャンテで上映中の「スターリンの葬送狂葬曲」です。タイトル通り 独裁者スターリン死去の陰で起こった騒動を描いたもの。側近達の スターリンの遺児を巻き込んでの右往左往ぶり。裏切り 策略 粛清•••これがほぼ実話というのですから、恐ろしい。総裁選を前に「人事で干すなどとんでもない!」と言っている日本は、平和でいいと思います。

物語は、1953年。スターリンが側近達と夕食会。彼のつまらないジョークに大笑いする フルシチョフら側近達。場の空気を読めないマレンコフは、幾度となくスターリンの冷たい視線を浴びる。
夕食後、一人になったスターリン 音楽を聴いていると、突如 身体の変調。倒れる音を聞いた見張り達も、迂闊に中を覗くと粛清されてしますので「見て見ぬふり」•••いや、「聞いて聞かぬふり」おかげで、発見が遅れ、スターリンの異変が発見されたのは、翌朝。
急を聞いて駆けつけた側近達。跡目を狙う権力闘争のスタート。スターリンの腹心マレンコフと、秘密警察の最高責任者バリヤが手を組み 第一書記のフルシチョフを追い落としにかかる。そうはさせじとフルシチョフ ベリヤと敵対するソビエト軍最高司令官ジューコフと連携して逆襲。
このパワーゲームの行方は•••

もちろん、結果は 皆さんご存知の通り、フルシチョフの勝ち。そこに至るまで、スターリン亡き後の「幹部会」は、全員一致でなければならず、皆 不承不承に従う場面など笑わせてくれる。
映画は、フルシチョフが勝った場面で終わるのですが、エンディングで 彼らが その後 どんな運命を辿ったかを流し、権力闘争の空しさを示唆しています。