イーサン•ホーク&アマンダ•セイフライド「魂のゆくえ」

ポール•シュレイダー監督•脚本 イーサン•ホーク主演 「魂のゆくえ」
ヒロインとしてアマンダ•セイフライドも出演しています。

環境問題を扱った重厚な映画。
「タクシードライバー」などの脚本を書いたポール•シュレイダー監督らしい作品です。

舞台は、ニューヨーク。
イーサン•ホークが演じるのは、教会の牧師を務めるトラー。
礼拝に来ていたメアリー(アマンダ•セイフライド)という若い女性が、トラーに夫と話してほしいと、頼みます。
彼女の夫 マイケルは、環境活動家。
地球温暖化などの問題に悩むマイケルは、妊娠しているメアリーが、子供を産むことに難色を示しているのです。
説得を試みるトラーですが、失敗。
マイケルは、自殺してしまいます。

トラーが牧師を務める教会は、250周年を迎え、式典を行うことになっています。
この教会の最大の後援者は、エド•バルクという男。
彼の経営する会社は、環境汚染の原因となっている。
メアリーから、マイケルが自爆テロを計画していたことを知らされたトラー。
自らが、癌に侵されていることも明らかになり、ある決意をします。

式典当日 トラーは マイケルが作った自爆テロ用ベストを身につけ 式典に臨もうとします。
が、彼が出席を止めたはずのメアリーがやってくる。
呆然とするトラー。
そして•••

重苦しいストーリーですが、ラストシーンで救われました。
「トラー神父」と呼んできたメアリーが、初めて
「エルンスト」
と ファーストネームで呼びかける。
良いラストシーンでした。