goo blog サービス終了のお知らせ 

プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

立川談志「談志の日記1953 17歳の青春」

2023-03-07 11:20:27 | 日記
立川談志師の「談志の日記1953 17歳の青春」です。
タイトル通り、17歳の談志師の日常を描いた日記。
新年所感に始まり、12月30日までが大学ノートに綴られている。
後書きで、師の長男•松岡慎太郎さんが書かれていますが
なぜ、大晦日の日記がないのかは、謎とのこと。

17歳の松岡克由青年としての日記は、
「女学生と付き合いたい」とか、新宿末広亭のお茶子さんとのデートとか
淡い部分も多い。
ま、私が生まれる前の話ですから、男女関係にしても
そんな感じだったんでしょう。
その一方、高校中退して落語界に入門。
一種特殊な世界で揉まれていくうちに、
学生生活を続けていり同級生達と乖離していく記述も見られます。

一方、前座の小よし青年。
一番驚くのは、師匠小さんに対する尊敬の度合い。
特に、人格的な部分についての記述には、
師に対する尊敬しか感じられません。
また、落語に関する記述。
毎日のネタが書かれていますが
当たり前ですが、「根問い」など前座噺が多い。
ある時は「うまい!」と自賛し、ある時は「こんなもんじゃダメ」と自らダメ出し。
前座とはいえ、プロの落語家。
そのプライドが感じられます。