中村敦夫さんの「狙われた羊」です。
俳優として名高い中村さんですが、小説も書いてらしたんですね。
初めて知りました。
それもそのはず、この小説、書かれたのは30年前だそう。
今回復刊したのは、昨年の安倍総理が狙撃された事件が
きっかけなのでしょう。
国際キリスト敬霊教会が舞台。
この教会の信者(シープ)たちの乗るライトバンが
事故を起こすところから、話は始まります。
事後処理に追われる幹部たち。
私立探偵の牛島のところへ、松本安吉という男が訪ねてきた。
息子の武志を取り返してもらいたい という依頼。
5か月前に姿を消した息子は、どこかの宗教団体に入ったらしい。
中道葉子という女子大生。
秋田から出てきたのだが、周りの学生たちとは
馴染めない毎日を送っている。
こうした彼らの生活を追いながら
新興宗教側が、どうやって彼らに近づいていくか
マインドコントロールしていくか
などを、作者は描いていきます。
30年前に書かれたものとは思えない臨場感のある
小説でした。
彼らの手口は変わっていないということなんでしょう。
俳優として名高い中村さんですが、小説も書いてらしたんですね。
初めて知りました。
それもそのはず、この小説、書かれたのは30年前だそう。
今回復刊したのは、昨年の安倍総理が狙撃された事件が
きっかけなのでしょう。
国際キリスト敬霊教会が舞台。
この教会の信者(シープ)たちの乗るライトバンが
事故を起こすところから、話は始まります。
事後処理に追われる幹部たち。
私立探偵の牛島のところへ、松本安吉という男が訪ねてきた。
息子の武志を取り返してもらいたい という依頼。
5か月前に姿を消した息子は、どこかの宗教団体に入ったらしい。
中道葉子という女子大生。
秋田から出てきたのだが、周りの学生たちとは
馴染めない毎日を送っている。
こうした彼らの生活を追いながら
新興宗教側が、どうやって彼らに近づいていくか
マインドコントロールしていくか
などを、作者は描いていきます。
30年前に書かれたものとは思えない臨場感のある
小説でした。
彼らの手口は変わっていないということなんでしょう。