２０２２ G1 秋華賞 回顧録

阪神競馬場で行われた秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)は、好位の後ろでレースを進めた坂井瑠星騎手騎乗の3番人気スタニングローズ(牝3、栗東・高野友和厩舎)が、ゴール前で先頭に立って押し切り、中団追走から追い込んだ2番人気ナミュール(牝3、栗東・高野友和厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒6(良)。

◎スタニングローズがクラシック最後の１冠を奪取。坂井瑠星騎手もG1初制覇、そして、ローズ一族悲願のクラシック制覇です。いただいたコメントにも書き込みましたが、この血統はクラシックで惜敗つづきでなかなか勝てなかったんですよね。まさに悲願の勝利です。

予想でも書きましたが、この世代のレベルはどんぐりの背比べでどの馬が勝ってもおかしくないと思っていたので、出来がいい馬が勝つと予想してこの馬を◎に指名しました。調教もローテも血統も一番良かったです。ただ鞍上の坂井騎手が不安でしたが若武者が大仕事を成し遂げました。阪神２０００ｍはやはり、フレンチデュピティ系の馬が合います。来年は、新京都競馬場での開催となり傾向は変わるでしょうから、コースデータ的には追記することはありませんが、やはり、ローテ的には、秋トライアルを使った方が、良さそうですね。

２着に〇ナミュール。能力は世代トップの評価も、２歳から春のクラッシックでは体の成長が伴わず、不本意な結果しか残せませんでしたが、今日の走りをみると、やっとその能力を発揮できる体になってきている印象です。マイル辺りがベストの印象ですが、ハービンジャー産駒だけにマイルから阪神の２０００ｍならまだやれそうです。この馬は鉄砲の方が走るタイプなので休み明けは気になりませんでしたが、３歳馬なので、次走、エリ女でも面白そう。今後も要注意の１頭です。

この２頭で高野厩舎どんぶり達成！おめでとうございます。

３着に▲スターズオンアース。もう、これは、名手ルメール騎手の乗りへぐり。まさかの出遅れで後方からのレースとなってしまいました。しかし、無理をせず、直線勝負で３着死守。３冠達成はなりませんでしたが、世代トップの実力は示しました。

トレンドになりつつあるオークスからの直行ですが、やはり、秋に１戦する方が、馬にはいいのかもしれません。まぁ、この馬はオークス後に剝離骨折があり、思い通りの調整ができなかったこともあったと思います。この馬自体は叩き良化型だと思うし、あの脚を使った反動がなければ、次走はこの馬の走りはできるはずです。

５世代しか残せてないドゥラメンテ産駒ですが、種牡馬としての能力は素晴らしいですね。急逝したことが悔やまれます。まだまだ、現役ですが、この馬は繁殖に上がっても素晴らしい産駒が残せると思います。

次走は、エリ女かJCか？どちらでも好走できそうですが左回りの方が合うので、JCかなぁ・・。

４着に△メモリーレゾン。１３番人気が４着に激走です。自分は、この馬が４番手評価でしたが、予想に書いた通り、血統的に母父フレンチデュピティ×オルフェーヴル産駒で期待してました。あと、スプリンターズステークスのジャンダルム同様にこの馬を知り尽くしていた騎手の古川騎手の好騎乗。あと一歩届かずでしたが、素晴らしい末脚でした。

５着に☆アートハウス。予想にも書きましたが、この馬は、ロベルト系だったので少し評価を下げていました。以前の京都コースや、今日が馬場が重かったらもっと上位評価していたと思いますが、キレる脚のないこの馬には厳しいレースになると思っていました。あと、調教も少しやり過ぎている感じもあったので、評価も下げました。この馬は、典型的な○×で今回は×の番だったってのもありますが、今後は、ウインマイティーみたいになりそうです。２２００ｍとか重い馬場とかのレースに出てきたら買いたい１頭です。

６着に×エグランタイン。池添騎手の一発に期待しましたが、あと一歩及ばずでした。この馬も１１番人気でしたが激走してくれました。

結果的に、３，２，１，番人気での決着。ド本命の決着でしたが、万馬券的中の「スプリンターズステークス」に引き続き、馬券的中！です。

印も綺麗に入って、「６連複」、「４連単」達成です。

本線的中だったのですが、配当が配当だけにチョイプラスという結果です。

いい流れで、秋競馬２戦目も勝利できたので、来週の「菊花賞」でも馬券的中できるように頑張ります。

そして、来年の「秋華賞」はリニューアルオープンされた「京都競馬場」での開催。データも一新するでしょうし「虎の巻」もリニューアルするので、今年も追記はなしです。