２０１８ Ｇ１ 有馬記念 予想！

さぁ、「有馬記念」昨年は、キタサンブラックが見事、勝利して大団円となりましたが、今年はどうなることか？！

おそらく、今年の年度代表馬は「アーモンドアイ」になるでしょうが、その現役最強馬が出走しないこのレースですが、異端児、障害最強馬「オジュウチョウサン」の出走で、少しは盛り上がるのでしょうか・・。

残念ながら、今年は、回収率が「４７％」と、３年ぶりのマイナス収支となっています・・。ここで、一発狙って一気にプラス収支にもっていきたいのが本心ですが、昨年から「ホープフルＳ」が新設されたこともあり、ここで負けても、まだ、チャンスがあると思えば大胆に勝負できるというものです。

とりあえず、今年最後も、、「虎の巻」に従って、「買い」と「消し」をチョイスして行きます。

・枠は、内枠が有利、１～６枠くらいまで。フルゲートなら、８枠は鬼門。（先行馬でも、１３番くらいまで）⇒「シュヴァルグラン、サクラアンプルールは消し」

・レベルの高い世代は、穴でも、買い。⇒個人的には「４歳」と考えております。

・G1以外からの出走なら、G2（２０００ｍ～２５００ｍ）3着以内。実は、その条件から馬券になった馬は、３歳馬以外は、「秋にG1に出走してない馬」ばかり。要するに「G1による疲労蓄積のないフレッシュだった馬」ばかりです 。⇒「パフォーマプロミスはG2アルゼンチン共和国杯勝ちで、この秋Ｇ１未出走なので、買い。オジュウチョウサンは、障害のＧ１馬ですが、平場では、まだ１０００万勝ちという身。やはりここは、家賃が高いし、この馬、後述しますが７歳馬。リピーターでもないので消しです。」

・4歳牡馬は、年内に２０００ｍ以上のG１、G2のレースで連対か、２２００ｍ以上のＧ２レースでの連対歴のある馬のみ。⇒「この項目は、全馬クリア。」

・5歳以上でG1馬（海外も含めて、２０００ｍ以上のレースの勝ち鞍のある）以外なら、G1かG2の２２００ｍ以上のレースで連対歴は必要。⇒「今年は、すべてクリア。」

・６歳以上の高齢馬が馬券対象になっていますが、本来、高齢馬の好走は、厳しいはずです。過去、６歳以上で連対出来た馬は、その年の２２００ｍ以上のＧ２レースで連対したことのある馬で、この中山コースでの実績が高い馬ばかりです。⇒「シュヴァルグランは、昨年３着。かつ、天皇賞・春で２着なので、条件は満たしているものの枠が８枠なので、消し。パフォーマプロミスは、２４００ｍのＧ２日経新春杯、２５００ｍのＧ２アルゼンチン共和国杯のＧ２を２勝。６歳馬ながらまだ１５戦と使い減りしてない点と、今年Ｇ２、２勝ということで晩成の可能性もあり、昨年、有馬記念と同距離同コースのグレイトフルＳ勝ちもあり、買いです。」

・7歳馬以上は、リピーター以外なら、年内に２２００ｍ以上のG2で連対していること。⇒オジュウチョウサン、サウンズオブアース、サクラアンプルール、スマートレイアーが消し。

・また、このレースは、リピーターレースでもあり、過去、好走したことのある馬は、要注意。⇒「サトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、サウンズオブアースに馬券対象歴あり」

・牝馬は、有馬を好走するにあたり、まず、重要なのが、Ｇ１実績。まず、Ｇ１馬じゃなきゃ、馬券対象になりません。しかも、２２００ｍ以上のＧ１勝ちのある馬でなきゃ馬券対象になりません。⇒「スマートレイアーはG1未勝利。モズカッチャンは、２２００ｍのエリザベス女王勝ちのG1馬なので買い。」

・過去10年の３着以内馬延べ30頭は、Ｇ１馬以外は、いずれも同年のＪＲＡの1800～2500ｍのGI・JpnI またはGII・JpnII で３着以内入った経験がある馬だった。この実績を持っていない馬は消しです。⇒「リッジマンは、Ｇ２ステイヤーズＳ勝ちも３６００ｍのＧ２なので、消し。ブラストワンピースは、毎日杯、新潟記念勝ちもＧ３レースのみなので消し。」

・実力がある馬（G1馬）以外での、非根幹距離実績を重視。特に中山１８００ｍ、２２０００ｍ、２５００ｍの距離の実績のある馬はチェック。⇒「ミッキースワローは、中山２２００ｍのセントライト記念、ＡＪＣＣ２着。」

・直結コースは、東京２４００ｍ、阪神２２００ｍ、京都２４００ｍ、中山２０００、２２００ｍ、２５００ｍで、激走のある馬をチェック。後、小回りが得意な馬、小倉２０００とか、京都２０００での好走馬もチェック。⇒「キセキ、サトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、パフォーマプロミス、ブラストワンピース、ミッキースワロー、ミッキーロケット、モズカッチャン、レイデオロが好走歴あり。面白そうなのが、「京都G2・２４００ｍ」を好走した馬。過去、このコースで馬券になった馬が有馬で穴を出す。⇒サトノダイヤモンド、パフォーマプロミスが面白そう。」

・騎手は、外国人がよく穴をあける。⇒「Mデムーロ、Cデムーロ、ルメール、アヴドゥラ、マーフィー、ボウマン参戦」

・先行できるマイラーと、スタミナのある差し馬（マクって動ける）が有利。⇒「今年も、シュヴァルグラン」

・調教具合をチェック。秋のＧ１激走で、疲れのありそうな馬は消し。特にＧ１３連戦を戦ってきた馬は、調教内容が変わっていたら消し。（このレースは、コース追いの馬が、強い。坂路のみの調教馬は、厳しいかも・・・。「。」

・ここ数年は、瞬発力勝負になる傾向が強い。上がり最速の多い馬が有利。コレ重要！⇒「今年も、最速馬はあまりいない・・。サトノ、シュヴァル、パフォーマプロミス、ブラストワンピース、ミッキースワローモズカッチャン、レイデオロが上がり３着以内が多い。」

血統的にサンデー系の馬が強い。特にスピード、パワーよりのサンデー系の種牡馬（アグネスタキオン、ネオユニヴァース、ステイゴールド等）や、母父ノーザンテーストのパワー型の配合や、母父トニービンのスタミナ型の組み合わせが、激走する。パワー型種牡馬と母父サンデーサイレンスも、要チェック。⇒「ステイ産駒、ハーツ産駒、母父サンデー×キンカメが向く。今回、ステイ産駒のオジュウチョウサン、パフォーマプロミス、ハーツ産駒のシュバル、、ネオ産駒のサウンズ。3着候補の「キンカメ×サンデー」のサクラ。父キンカメのミッキーロケット、レイデオロ。面白そうなのは、ミッキースワロー。トーセンホマレボシはディープ×ノーザンテーストの種牡馬。そして母父ジャンポケは、トニービンの血を持っていて、有馬向きかも。」

ということで、残ったのが、「クリンチャー、モズカッチャン、マカヒキ、パフォーマプロミス、サトノダイヤモンド、ミッキースワロー、ミッキーロケット、レイデオロ、キセキ」の９頭。

で、ここから、より精査した今年のデータをプラス。残った馬をふるいに掛けます。

まず、消えるのは、「サトノダイヤモンド、マカヒキ」この２頭、いい枠に入りました。Ｇ１馬でもあるし、底力があるのもわかっています。どちらも好きな馬で、情で流されるなら買うべき馬です。サトノはラストランでもありますし。

しかし、ここは、断腸の思いで消します。その理由は、「ディープ産駒の男馬」という点です。有馬記念に限らず、ディープ産駒の牡馬で、クラシック勝ちした馬で、古馬になって、２２００ｍ以上のＧ１で勝った馬はいません。トーセンラーは、菊花賞３着で、５歳になって天皇賞春・２着、マイルＣＳ勝ちでＧ１馬になりましたが、おそらく、ディープ産駒には珍しい晩成馬だったのでしょう。トーセンラーは、５歳時掲示板を外していませんでした。

個人的な意見ですが、血統的にディープ産駒の牡馬は、いわゆる「早熟タイプ」とは違うのですが、年をとると筋肉の質が固くなりやすいのではないかと思っています。 なので、伸びやかに走る超距離戦ではパフォーマンスを落としてくるのではないかと。「牝馬」は年をとっても、ジェンティルドンナみたいに活躍できると思うのですが、牡馬は、能力が落ちる傾向にあると感じたのです。

特に、クラシックを制するような馬は、その傾向が強くて、古馬になると、それまでの能力が発揮できなくなるのでは？という結論を導き出しました。

その結果、今回、５歳馬の「サトノダイヤモンド、マカヒキ」を消す理由としました。

 そして「キセキ」も消します。やはり、有馬記念は、どれだけ「余力」が残っているのかが重要なレースだと思います。

ここ数年は、秋のＧ１勝ちを狙う陣営たちがどこを目標に仕上げてくるかが、一番重要なファクターだと思います。

確かに、秋のＧ１の天皇賞・秋、ＪＣの強さは、だれが見ても明らかで、この馬が強いのはわかっていますが、ここが秋、４戦目。

しかも、外枠の１４番。かなり厳しいレースを強いられると思います。それに応えるだけの余力がこの馬に残っているかは、レースをしてみないとわかりませんが、予想をするうえでは、やはり「消し」が正解だと思います。これが、内枠だったら、また見解も変わっていたかもしれませんが、やはり、７枠は厳しいです。

展開を考えると、外からこの馬が行くのはわかっていますし、内には、それこそ、オジュウチョウサン、クリンチャーといった先行勢がいます。この２頭よりは、速く、前に行けるでしょうが、その分、脚を使わされることは明らか。うまく先行できても、間違いなく、目標にされるわけで、レイデオロがどのあたりで仕掛けてくるかで、この馬の取捨も重要となります。

１番人気のレイデオロは、負かしに行くでしょうから、早めにつぶしに来ると思います。そして、もうひとつ気になったのが、この馬、「大箱コース巧者」なんじゃないかと。東京コース、京都外回り、阪神外回りでめっぽう強いのは、飛びが大きくて、パワーあるからで、小回りの中山では、うまく、コーナリングできないのではと。日経賞は、ルメールの強引な競馬で度外視するとしても宝塚も伸びがイマイチ。そう思えば、人気の割には来ない方を選択するのもありと判断しました。

ということで、「クリンチャー、モズカッチャン、パフォーマプロミス、ミッキースワロー、ミッキーロケット、レイデオロ」の６頭で勝負。

 

◎レイデオロ

○ミッキースワロー

▲パフォーマプロミス

△ミッキーロケット

×モズカッチャン

×クリンチャー

 

です。

 今年最後も、３連複ボックス。強弱をつけて最後締めくくりたいです。