中山競馬場で行われた有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)は、中団の前でレースを進めた池添謙一騎手騎乗の3番人気ブラストワンピース(牡3、美浦・大竹正博厩舎)が、直線で各馬を差し切り、外から追い上げてきた1番人気レイデオロ(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分32秒2(稍重)。
3歳馬、ブラストワンピースが並み居る古馬を撃破して、今年の暮れのグランプリを制しました。レベルの高い3歳馬。その中で、クラシックで結果が出なかったこの馬が、グランプリ制覇しました。正直、中山の小回りを嫌い、皐月賞をパスして、ダービーに向かい、5着。秋の菊花賞も、4着と馬券にならなかった馬が勝ってしまうのもこれまた競馬です。勝たれた瞬間に、シルクジャスティスが脳裏をよぎりましたわ。あの馬も秋に京都大賞典を勝って古馬を撃破してましたが、この馬も、G3でありましたが新潟記念を勝って、グランプリ制覇。お見事です。
正直、この馬、エンジンのかかりが遅くて、大箱コースでしか馬券にならないと思っていました。しかし、今日のレースを見たら、前にも行けてしっかり脚も使えてました。これが伸び盛りの3歳馬ということでしょうか・・。血統的には今回、向いていたのはわかっていましたが、その戦績を理由に無印にしてしまいました。見る目がありませんでした。
騎乗した池添騎手もさすがでした。「グランプリは池添を買え!」です。勝ち方を知っているジョッキーですわ。
来年以降、この馬は、この世代を引っ張る牡馬として、「アーモンドアイ」に立ち向かうことになりますが、楽しみです。
2着に◎レイデオロ。ルメール騎手も今年は乗れてました。馬も良かった。しかし、運がなかった。これが、「キンカメの呪い」だとは思いませんが、キンカメ産駒は、有馬記念に縁がありません。実は、これがきになって、馬券はボックス買いにしました。(まぁ、外れてるから意味ないけどね)
やはり、この馬も東京コースが向いているなぁ。中山もこなすけど、キセキと同じかんじです。ただ、乗り難しい馬みたいなので、来年以降、古馬の王道路線では、鞍上のルメールは、おそらくアーモンドアイに騎乗するでしょうし、難しい立場になるでしょうね。
あと、この1,2着馬、ともに、「ノーザンファーム天栄」から有馬に向かってきた馬。もう、外厩仕上げ、とくに、ノーザンファーム「天栄」、「しがらき」からの向かってくる馬は、「買い」で間違いなしです。1,2,3着馬は、みんな揃って、ノーザンファーム。何も言えません・・。
その3着にシュヴァルグラン。あっと、驚くばかりです。不利な8枠、6歳馬、小回りの中山という3重苦もなんのその。鞍上にボウマンが乗れば、馬場も枠も関係ないんですね、この馬。
この馬というより、ボウマンがすごいのか?!馬主の佐々木がすごいのか?平成最後の有馬記念をクローザーが3着でしっかり、締めくくりました。
○ミッキースワローは、典さん、そりゃないよ!ってくらいの出負け。▲パフォーマプロミスは、血統はばっちりでしたが、やはり、G2、2勝も、戦っていた相手は1枚も2枚も阿智ルメンバーで、6歳馬ってのもあったのか・・?△ミッキーロケットは、見せ場たっぷりも、やっぱ、和田騎手の方が良かったんじゃないかなぁ・・。×モズカッチャンもやはり、牝馬は、人気ない時にこそ買いなのかもしれませんね・・。あと、ミルコが言うてたように、2500mは長いみたいです。×クリンチャーは、やはりもっと時計がかからないとだめか・・。
平成最後の有馬記念。残念ながら、獲ることはできませんでした・・・。今年のレース、感動はなかったものの、オジュウチョウサンの拍手を送るべき挑戦や、強い3歳馬の台頭、そして、この秋のG1を盛り上げてくれたキセキの出走で、見応えのあるレースだったと思います。
競馬の収支は、大幅にマイナス。(まだ、ホープフルSが残ってますから、一発逆転は狙いますけど・・)どうも、「虎の巻」が機能しなくなってきている来もしています。その原因に「外厩仕上げ」だったり、コース、レースが例年とは違った傾向になってきていることがあるのではないか?データが通用しなくなり、予想方法の根本的な見直しが必要になったのではと思い始めています。
とりあえず、今年も「虎の巻」は書き残しますが、これは、「平成の置き土産」として、来年からは、データにこだわらず、また新しいメソッドを構築して予想していきたいと思います。
今年一年、競馬予想にお付き合いくださりありがとうございました。(まだ、ホープフルSはあるのですが・・)
一旦、締めということで、来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
平成最後の「虎の巻」です。
・レベルの高い世代は、穴でも、買い。
・G1以外からの出走なら、G2(2000m~2500m)3着以内。
・7歳馬以上は、リピーター以外なら、年内に2200m以上のG2で連対していること。
・6歳馬は、G1勝ちのある馬で、年内G2以上のレースで連対している馬で、前走掲示板に乗っている馬のみ。
・5歳以上でG1馬(海外も含めて、2000m以上のレースの勝ち鞍のある)以外なら、G1かG2の2200m以上のレースで連対歴は必要。
・4歳馬は、年内に2000m以上のG1、G2のレースで連対かつ、2200m以上のレースでの連対歴のある馬のみ。
・3歳馬ですが、これまで、馬券に絡んだ3歳馬は、「G1馬」か、「重賞勝ちを含める4勝以上かつ、古馬混合の2000m以上のG3以上で連対実績がある」こと。
・3歳馬なら、やはり、クラシック連対馬(特に皐月賞馬券対象馬、ダービー、菊花賞)が、馬券に絡む。特に皐月賞・菊花賞の勝ち馬なら、信頼度はアップ(2冠、3冠馬は激熱)。特に、菊花賞からの直行は◎ 2桁馬番も不利ですが、3歳馬なら、馬番11番くらいまでなら絡める。
・6歳以上の高齢馬が馬券対象になっていますが、本来、高齢馬の好走は、厳しいはずです。過去、6歳以上で連対出来た馬は、リピーターか、その年の2200m以上のG2レースで連対したことのある馬で、この中山コースでの実績が高い馬ばかりです。
・このレースは、リピーターレースでもあり、過去、好走したことのある馬は、要注意。
・牝馬は、有馬を好走するにあたり、まず、重要なのが、G1実績。まず、G1馬じゃなきゃ、馬券対象になりません。しかも、2200m以上のG1勝ちのある馬でなきゃ馬券対象になりません。
・実力がある馬以外での、非根幹距離実績を重視。特に中山1800m、22000m、2500mの距離の実績のある馬はチェック。
・直結コースは、東京2400m、阪神2200m、京都2400m、中山2000、2200m、2500mで、激走のある馬をチェック。後、小回りが得意な馬、小倉2000とか、京都2000での好走馬もチェック。
・騎手は、外国人がよく穴をあける。
・内枠で先行できるマイラーや、スタミナのある差し馬(マクって動ける)が有利。
・調教具合をチェック。秋のG1激走で、疲れのありそうな馬は消し。特にG13連戦を戦ってきた馬は、調教内容が変わっていたら消し。(このレースは、コース追いの馬が、強い。坂路のみの調教馬は、厳しいかも・・)⇒これ最重要!
・ここ数年は、瞬発力勝負になる傾向が強い。上がり最速の多い馬が有利。コレ重要!
血統的にサンデー系の馬が強い。特にスピード、パワーよりのサンデー系の種牡馬(アグネスタキオン、ネオユニヴァース、ステイゴールド、ハーツクライ等)と、母父ノーザンテーストのパワー型の配合や、母父トニービンのスタミナ型の組み合わせが、激走する。パワー型種牡馬(キンカメとか)と母父サンデーサイレンスも、要チェック。ノーザン系ならハービンジャーはこのレース向く。
・「単勝1倍台の1番人気がいる」か「3歳馬が1番人気」になった年は、「荒れない」
・「中山重賞」成績は重要。特に、「有馬記念」、「日経賞」好走馬は、要チェック。
・前半5F通過タイムが、「58秒台」なら、「差し追い込みの炸裂大」、「60秒台」なら、どの馬も力を出せる、「62秒台」なら、逃げ先行馬の雪崩れ込みが起こる展開になる。有馬記念は、基本、「スローペース」なので、「前有利」になりやすい。
・「G1以外からの出走」の馬に関して、実は、その条件から馬券になった馬は、3歳馬以外は、「秋にG1に出走してない馬」ばかり。要するに「G1による疲労蓄積のないフレッシュだった馬」ばかりです 。
・ここ数年は、秋のG1.3連戦した馬は、馬券になりにくい。、G1レースで一戦は掲示板に乗った馬から、チョイスするべき。
これで、来年は、バッチりかな・・?!
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