昨日、ちょっと、小田郡矢掛町まで行く用があったんで、ちょっと寄り道して井原市にある「井原市田中美術館」に行ってきました。
ここは、地元の至宝・平櫛田中の作品を中心に展示している美術館です。
最初は、そんなに乗り気ではなかったのですが、その展示品を見たとたん、世界に引きづり込まれました・・・・。
平櫛田中(ひらくしでんちゅう)は、少年期に木彫に興味を覚え、明治26年5月、中谷省古に弟子入りして木彫の手ほどきを受けて以来、百歳をこえてからも現役の彫刻家として活躍しました。
特に有名な作品は、20年の歳月をかけて完成した生涯の大作「鏡獅子」です。この作品は、モデルとなった6代目尾上菊五郎の筋肉の動きまで忠実に再現されているというまさに名作中の名作です。
こちらが、その作品の試作品のレプリカ。力強さは伝わってきます。
中には、本当に木彫り?と思うほどの緻密にして繊細な作品が数多く展示されています。
その作品の素晴らしさもさることながら、文才も感じさせる、語録も多く、残っています。その中で自分が気に入ったものが、
「六十、七十は鼻たれ小僧、男ざかりは、百から百から、わしもこれからこれから 」
というもの。
彼は、100歳を過ぎても作品を作り続け、満百歳の誕生日を前に、30年分の材料を買い込んだといわれているそうです。(いくつまで生きるつもりだったんでしょうか・・・・?)
108歳で亡くなるまで、数多くの作品を残した偉人・平櫛田中の作品を一度、是非、ご覧になっていただきたいと思います。
詳しくはこちらへ ⇒ 田中美術館
よく拝見&参考にさせていただいています!
「田中美術館」
実は我が家から歩いて一分もかかりませ~ん!
「たなか」と書いて「でんちゅう」と読む。
私も彫刻には興味があまりありませんが、
田中さんの彫刻は別格です。
本当に彫刻とは思えないような作品も多いですよね。
秋には側にある田中公園の櫂の木が本当に綺麗に紅葉しますよ。
ぜひまた一度写真を撮りに来て下さいね♪
美術館、本当に素晴らしかったです。感動しました。
特に、作品の中で水戸黄門様が自分の顔に似ていたので、それには思い入れがあります。
秋の公園の櫂の木、是非、カメラに収めたいと思います。貴重な情報ありがとうございました。