Vol.８ 南大門「ヒラッ」でカルチジョリムのランチ！２０１２ 食べまくり！2泊3日韓国ソウルグルメツアー

明洞で、「くるみ入り饅頭」を買った後、地下鉄4号線に乗って、明洞から、一駅の「会賢駅（フェヒョン）」で降りて、「南大門市場」に向かいます。ところが、市場に着いた途端、先ほどまで、上がっていた雨が、再び、降り始めたんです・・・・。やはり、降水確率８０％は、伊達じゃないなぁ・・。

折角の南大門市場。取りあえず、ちょっと、お店を散策。いわゆる、「バッタもん」、「○○風」のデザインのバッグとかを売っているお店の覗いて、お土産用の小物もいくつかゲット。

晴れてたら、いろんなお店をハシゴしながら、吟味できたんでしょうが、生憎のお天気で、意気消沈・・・。まぁ、お天気にはかないません・・。

しかし、この天気の中、わざわざ、南大門市場に来たのには、理由があります。それは、ここ南大門市場で、いただけるある「韓国グルメ」を求めてやってきたのです。

 そのグルメというのが、「カルチジョリム（太刀魚のピリ辛煮）」。太刀魚を唐辛子やニンニクたっぷり入れて煮た、まさに韓国ならではの魚料理です。

それがこちらの通称、「カルチジョリムコリ（タチウオの煮付け通り）」と言われている通りでいただけるのです。

で、今回ランチに訪れたのが、その中にある、有名店、「ヒラッ」と言うお店です。

場所は、ちょっと分りずらいのですが、「会賢（フェヒョン）」駅の5番出口から外へ出て、すぐ右手にある、6ＧＡＴＥから南大門に突入。ずんずん歩き、「ソウル商会」と言う、お店を左に曲がって、さらに１本目の細い路地を左に入ります。入って奥に入るとお店が見えます。この黄色い看板が目印です。

 すでに、お店の外では、ガンガンと、太刀魚が煮込まれています。いや～、このグツグツ煮えたぎった赤い鍋は、食欲をそそりますな～。

 時間的には、お昼をちょっと過ぎていたのですが、この盛況ぶり。実は、ここ2階なんですが、（1階はすでに満席で）　

流石、人気店。しかも、ほとんどの方が、地元・韓国の方。女性が多いって感じです。

 で、早速、オーダーです。「カルチジョリム　7000ウォン」と「ケランチム　4000ウォン」を注文。カルチジョリムは、2人前からの注文になるので、「14000ウォン」ってことになります。ちなみに、「ケランチム」とは、「韓国版茶碗蒸し」って感じです。

 まぁ、外でガンガン煮られたモノがあったので、あっという間に、登場です。やっぱ、凄いわ。この赤さ。この真っ赤の鍋、見た目は、メチャメチャ辛そうだよね・・・。

 こちらは、「ケランチム」　ここ、「ヒラッ」のもう一つの人気メニューで、カルチジョリムと一緒に頼むのが、お決まりらしいです。ここの石焼き鍋にたっぷり入ったケランチムはふっくらふわふわやさしい味なので、激辛のカルチジョリムで、辛くなっった口を休める、「箸休め」的な意味で頼むのがオススメ。

 出来たては、凄い膨らんで、ドーム状になって出てくるのですが、時間が経つと、萎んじゃいます・・。アッツアツは、ヤケドに注意が必要です。アッサリとして、最後にフワッと胡麻油の風味が口に広がります。フワフワの食感で、美味しかったなぁ～。

 こちらは、「パンチャン」　いわゆる、「無料おかず」です。まぁ、こちらは、元が安いお店なので、パンチャンも見た感じリーズナブルな感じのモノが多いですね・・。この中では、ちりめんじゃこが一番美味しかったですよ。

 一緒に出て来る、海苔です。これ、正直、美味しくありません・・・。日本の「焼きのり」ってか、「巻きのり」ですかね・・。味が全くありません・・・。醤油とかつけたら、食べれそうだけど・・。

 で、こちらが、メインの「カルチジョリム」　こちらの太刀魚は、国内の沿岸で獲れた、味と、肉付きのいい厳選したものを使っているとのこと。2人前で、太刀魚、1匹くらいかな？4切れ程入っています。

 で、その下には、こちらの「大根」が。これは、太刀魚を鍋底にくっつけないため敷いてあると同時に、日本の「ブリ大根」的なノリで、この大根にも、太刀魚の旨みを含めるって意味もあるそうです。

 でも、すでに下味をつけた状態で、鍋に入れられているのか、実際、この大根は、この真っ赤なスープで炊かれているにも関わらず、「醤油風味」でした・・。しかし、コレがウマい！味がよくしゅんでます。

このスープは、メチャメチャ、辛そうに見えますが、、実際は・・・・・メッチャ、辛いです・・。見たまんま・・。でもただ辛いだけじゃ無く、魚の出汁も出てるし、大根の甘味もあって、コクのある仕上がりです。

 で、太刀魚の方ですが、ふっくらとした柔らかい身ではあるのですが、やっぱり、この魚、「骨」が多いんです・・。

日本では、大抵、太刀魚って、「焼く」じゃないですか。だからまだ、身にしやすいんだと思うのですが、こんな感じで、煮込まれていたら、身はホロホロになるのですが、さらに骨はとり辛くなって・・・。

小骨をとりながら、食べ進めると、まるで、「蟹」を食べてるのかのように、しばらく黙ったまんま食べてました・・・。

 この身と、前述の大根をご飯に載せて食べるコンボは、最強です・・。さらに、スープをご飯にかけたら、止まりません・・・。メチャメチャご飯が進みます。まさに、これぞ、「韓国グルメ！」って感じです。ウマ～

ただ、食べた後は、尋常じゃないくらいの汗が噴き出ることを覚悟しておいた方がいいかも・・。

 アッという間に、この「カルチジョリム」と「ケランチム」を平らげてしまいました・・。

ここで一句、「口の中。辛くなったら、ケランチム」　ここでは、コレが合言葉になりそうです・・。食べ終わった頃には、1階もいくらか席が開いてきたようです・・。

それにしても、正直、凄い人気で、驚きました・・。

個人的には、韓国といったら、やっぱり、「肉」ってイメージだったのですが、地元じゃ、こっちの「魚」料理も人気なんだなぁ・・・。

また、一つ、美味しい韓国グルメを発見！「安い、美味い、早い！」の3拍子揃った韓国グルメ、美味しい魚料理を堪能出来て、大満足のランチとなりました。チャルモッゴスムニダ。

ピリ辛（ってか、激辛？）料理をいただいた後、この口の辛さを中和させるため、ここ南大門市場にある、韓国屋台スイーツを、散策ついでにいただいてみました。　それは、また明日。