京都競馬場で行われた天皇賞・春(4歳上・GI・芝3200m)は、中団後方でレースを進めた岩田康誠騎手騎乗の2番人気レインボーライン(牡5、栗東・浅見秀一厩舎)が、直線で馬群を縫って脚を伸ばし、早め先頭からの押し切りを狙った1番人気シュヴァルグラン(牡6、栗東・友道康夫厩舎)を内から捕らえて、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分16秒2(良)。
×レインボーラインがG1、10度目にして初の頂点。レース後、ジョッキーが下馬して、心配しましたが、大事には至らず、まずは、ホッとしました。
予想でも、書きましたが、明らかに、「天皇賞・春」は「特殊レース」になりましたね。ってかもともと、そういうレースでしたが、昨年より、「大阪杯」がG1に格上げされ、そちらに古馬中距離の有力馬が全力の仕上げで参戦してくることがこれから先多くなることは、間違いないでしょうし、こちらは、「隙間G1」化がさらに進み、「菊花賞」で馬券になった馬がさらに幅を利かすことになると思われます。
「虎の巻」でも書いてある通り、「ステイ産駒、ハーツクライ産駒」の独壇場になりかねませんね。とは言え、他の長距離重賞の勝ち馬が強いってこともなく、「菊花賞」、「阪神大賞典」というやはり、グレードの高いレースで馬券になった馬が強いレースになるでしょう。来年以降、「菊花賞」で馬券になった、ステイ、ハーツ産駒は、積極的に狙い、ディープ産駒は下げて予想するスタイルで行きたいと思います。
2着に〇シュヴァルグラン。「6歳馬は、前走連対した馬のみ」という、「虎の巻」をあえて無視して買った買いがありました。まぁ、この馬に関しては、明らかに、前走の「大阪杯」がたたき台のレースであったことも、ありましたが、今後、このパターンも増えてきそうです。
「大阪杯」と「天皇賞・春」、どちらに適性があるかで、どちらが本気の仕上げで臨んでくるか陣営の動きには要チェック。どちらも両取りってことは、なかなか難しいでしょうから、血統面でも考慮しつつ、予想しなくてはなりませんね。
この馬、この春は、宝塚記念には、参戦しないみたいなので、秋から再びJC連覇が目標らしいですが年齢的には、微妙ですが、まだ2400m以上のレースでは、やれそうなので、チェックは必要ですね。
×クリンチャーが3着。三浦騎手の評価でこの印でしたが、馬自体は、強かったですね。武騎手なら、もしかしたら勝っていたのかなぁ・・。まぁ、タラればですが・・。ひと昔前に強かった「ブライアンズタイム」の血をもっているこの馬が、今後の天皇賞・春のキーポイントになるかなぁ・・。再び、昔のいかにも、「長距離血統馬」ってのが台頭してくるのかもしれません。
4着にアッと驚く「ミッキーロケット」「虎の巻」で残っていたのを無理やり消して、危うく大恥をかくところでした。まぁ、結局、馬券にはからんでいませんが、血統的には無理そうなこの馬でも、内枠で先行できるってだけでかなりのアドバンテージがあることは証明されましたね。
ここ10年でもキンカメ産駒と、ディープ産駒は、天皇賞・春で人気になっても、飛ぶ傾向が強く、人気以上には走らないので、あまり上位人気に押されていても、疑ってかかることを覚えていることもここに書き加えておきます。
◎ガンコ、▲サトノクロニクル、△チェスナットコートの新興勢力に期待したのですが、全滅でした・・。
◎ガンコは、ここぞというところで、やはり、一線級との初対決と、マイナー血統がでたのかな・・。それこそ、血統的には、「凱旋門賞」とか面白そうですが・・。
サトノ、チェスナットは、まだ4歳ですからね。両馬とも「ハーツクライ産駒」だけにこれからの成長次第では、来年は、楽しみな馬になっている可能性もありますね。
ということで、1,2,4番人気の堅い決着。自分の打った印も下からの結果で、思いっきりのトリガミです。
ただ、この3頭で決まったのに3連複20倍は美味しかったなぁ・・。ここを1点で獲れるくらいの予想ができるように日々精進しなければ・・。
ということで、今年の見解も踏まえ「虎の巻」に、ここに少し加筆して来年に備えます。
・枠は、内枠有利。先行が有利で、4角5番手までにいる馬に有利。14番より外は、鬼門(これ、ホント重要!人気馬が入っても、それだけで、6番手くらいの評価にすること。)
・年齢では、8歳馬以上なら、このレース馬券対象になった馬で、京都外回りコースで、掲示板を外してない馬のみ。7歳馬は、前年、2200以上のG1で連対経験のある馬のみ。6歳馬については、2500m以上のG2レースで連対は必須条件。さらに、前走G2レース以上のレースから参戦必須。該当していない馬はバッサリです。
・次に、5歳馬は、2200m以上のG2以上で、連対か勝ちクラあるか、菊花賞3着以内馬(特に京都外回りコースのGレース連対馬は、重視)これが必須。
・そして、4歳馬。まず、ダービー連対馬、菊花賞の3着までの馬。次に、菊花賞出走で、勝ち馬から0,4秒差までの馬は買い。それ以外の4歳馬は、2500m以上のオープンクラスのレースで、3着以内があり、京都外回りコースで勝ちクラがあること。
・クラシックで勝てなかった馬(2着馬)が巻き返すことも多い。
・連対馬は、すべて、重賞連対経験があり。
・サッカーボーイ、リアルシャダイ、マンハッタンカフェ、トニービン、ステイゴールド、ハーツクライの血が入った穴馬は買い。特に「ハーツクライ、マンハッタンカフェ、ステーゴールド産駒がアツイ」
・G1勝ちのない牝馬は消し。
・外国馬は、日本、香港で勝ったことのある時計のある馬のみ。
・G1未勝利馬が1番人気の時は、荒れる(恐らく、連対はしない)
・連対馬は、前走3着以内か、過去、G1で3着以内の経験のある馬で、京都コース2400m以上の勝ちクラか、2200m以上のG2、G1で連対のある馬のみ。
これで、来年はバッチリか・・!?
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