２０１３ 天皇賞・秋 回顧録

東京１１Ｒで行われた第１４８回天皇賞・秋（３歳上オープン、ＧＩ、芝２０００メートル、１７頭立て、１着賞金＝１億３２００万円）は、福永祐一騎手騎乗の５番人気ジャスタウェイ（牡４歳、栗東・須貝尚介厩舎）が中団追走から直線で差し切り、４馬身差の圧勝でＧＩ初制覇を果たした。タイムは１分５７秒５（良）。

×ジャスタウェイがまさかの4馬身差の圧勝。福永騎手は確変に入ったか・・？！前走、毎日王冠で見せた上がり最速の末脚は、ホンモノでしたね。中団に付けてあの脚を繰り出されたら、しょうがないです。この馬、データ的には、２、3着はあっても頭までは無いと思っていたので、この圧勝には驚かされました。まぁあ、今日の馬場は、ハーツクライや、ダンスインザダークに向いたスタミナ寄り血統がきていたのも良かったのかもしれません。この馬、２０００ｍで勝ったもののマイルの方がさらにイイと思うので、この後、マイルCSに出走なら、楽しみにしたいですね。（まぁ、馬場にも寄りますが・・）

◎エイシンフラッシュは、馬券には、絡みましたが、デムーロマジックが不発でした。JRA試験不合格のショックってことは無いとは思いますが、本来の仕掛けより、ちょっと遅れましたね・・。今日は、内が明らかに伸びる馬場に変貌していたこともあって、ジョッキーがみんなそこを狙っていたので、直線で窮屈になったのは、痛かったな・・。、もっとスムーズに抜けだせれば、2着はあったかも・・。ただ、虎の巻にあるように、「６歳以上の馬は年内に重賞（G2クラス）を２つくらい勝つレベルが無くては駄目」。という項目は、要チェックですね。いくらG1馬と言えども、このレースでは、かなり、厳しいジャッジをせざるを得ないのかもしれません・・。

○ジェンティルドンナは、休み明けと言うこともあって、結構、テンション高めでしたね。馬体重も、馬体重発表の2日前から、２０ｋｇも減っていたのが気になって、馬券的には評価を下げて購入してしまいました・・。断然の1番人気だったので、嫌ってみたのですが、まぁ、今年のメンバーなら、3着は外さないですよね。今日の馬場もこの馬にとっては、不利な馬場でしたし、ひと叩きされ、パンパンの良馬場でのJCなら、再び馬券圏内を賑わしてくれるでしょう。

▲ヒットザターゲットも、この馬場に泣かされた1頭。パンパンの良馬場なら、京都大賞典で見せた鬼足が炸裂していたかもしれません。ここ数年、京都大賞典好走馬は、馬券に絡んでませんが、今年は、好タイムでの決着だったし、この馬と、△アンコイルドには、目があると思っていたのですが、残念でした・・。

その△アンコイルドは、あわやの4着。エイシンとの競り合いだったので、微妙な感じだったのですが、この馬も良く走りました。ココ３走、人気薄ばかりでしたが、激走していて、今回も4着好走。走っても走っても人気にならないこの馬、今日のような力のいる馬場は、どこでも、どんな条件でも激走する馬だと思うので、今後も注意しておきたい1頭です。

2番人気に押されていた△トウケイヘイロー。正直、昨日の馬場でやりたかったでしょうね・・。あそこまで馬場が回復しちゃうと、いくら、荒れて力のいる馬場になっても、１戦級相手では、逃げ切れませんよね・・。改めて、このコースの逃げ切りの難しさと再認識させられる結果となりました。あと、昨日も書きましたが「札幌記念」がこのレースと好相性って言うは、やっぱり、「札幌２０００ｍ」が激走コースなんでしょうね。函館２０００ｍを好走しても、東京２０００ｍと直結しないということが分かっただけでも勉強になりました。

一応、馬券は、的中。とは言え、思いっきり、ガミった訳で、迷いこんだ迷路から抜け出せません・・。今回少し、光明は見えましたが、エリザベス前に一回リセットして仕切り直しです。

とは言え、今回、「虎の巻」の通りに買っていて馬券は的中。今年、さらにデータを加えて、来年も的中させるつもりです。

・7歳以上は、その年のG2レース（１８００～２０００ｍ）を１つは勝っていること。それ以外は×。

・６歳以上の馬で前走で勝っていない馬は× さらに６歳以上で馬券対象になるには、G2（２０００ｍ以上）を含む重賞を３勝以上している馬のみ。（G3のみでは、パンチ不足）

　・５歳以上でG1連対馬（東京コース）を除く馬では、年内掲示板を外していないか、前２走のうち、どちらか連対している馬のみ。

・ぶっちゃけ、４歳馬は前走、重賞で馬券対象になっている馬は、かなりの確率で馬券になりうる。

　・３歳馬はクラシック連対馬か、前走古馬混合G2レース1番人気（５６ｋ背負っている馬のみ）か、勝ち馬以外は×。特に東京２４００ｍ好走の3歳馬は要チェック（ダービー、青葉賞連対馬はチャンスアリ。）　２０００ｍ未勝利馬も消し。

・Ｇ１馬を除く、前走6着以下の馬は×。例外的に、このコースの重賞（と言っても、天皇賞とフローラＳだけですが）で、連対経験のある馬は、押さえてもいいかも・・。

・血統的には、サンデー系が強い。母父トニービン、サンデー、ノーザンテーストは要チェック。（特にゼンノロブロイ産駒は、東京２０００ｍにもっとも強い血統。来年以降も要チェック）

・東京２０００ｍは外枠不利。特に先行馬は致命的。（フルゲート７，８枠はほぼアウト。馬番なら１３番まで。１４番より外はG1でも２０００ｍ以上の勝ちがあっても抑えまで。）　圧倒的な人気でも印２つくらい落として考えるべき。そのくらい不利。

・６歳以上の馬は年内に重賞（G2クラスを含む）を２つくらい勝つか、馬券圏内を外していないくらいのレベルが無くては駄目。（晩成の可能性のある馬のみ）

・雨の場合、東京の馬場は、内から乾くんで、内が有利。で、先行有利。（ただし、雨が降っていている状態の重馬場は内は×）

・東京１８００ｍ、２４００ｍのG2勝ち馬（勿論、当該の２０００ｍも）の好走馬、札幌２０００ｍ好走馬は買い。

・ここ数年、前走、１８００、２０００、２２００ｍのレースからの馬しか馬券に絡んでいない。東京コースの高速化が原因か？！

・よって、ローテは、毎日王冠、宝塚記念、札幌記念が優秀ってことに。それ以外のレースはG1以外からの参戦は、このレース連対馬以外は、勝ち馬のみ。

これで、来年は、バッチリか！？