中山競馬場で行われた皐月賞(3歳・牡牝・GI・芝2000m)は、中団前でレースを進めた福永祐一騎手騎乗の5番人気ジオグリフ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が、直線で外から脚を伸ばし、内で食い下がった3番人気イクイノックス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)をゴール前で交わして、これに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒7(良)。
今日、歴史は変わりました。もう、「皐月賞」というか、「新時代の競馬」の幕開けです。
イクイノックスが2着。嬉しかったですが、もう、「ローテーション」という言葉は、存在意義がなくなるんでしょうね・・。
ただ、今はまだ、「ノーザンF育成馬」に限りますが・・。
そして、個人馬主以外は「3冠馬」というものにこだわらなくなってきているということも明らかになりました。まぁ、力の違いで今後、クラブの馬でも「3冠馬」は誕生するでしょうが、まさに「分担制」になると思われます。
この傾向は「野球のピッチャー」と似てる気がします。昔は「先発完投型」が華で、それが凄いと思われていましたが、現代では、「先発ー中継ぎー抑え」という分業制になっています。
競馬のクラシックレースも「3冠馬」なることこそが、栄光だと思っていましたが、今は、そうではなくなっていくんですね。
まぁ、「競馬」も「商売」です。馬を生産して、売って、走らせて賞金を稼ぐ。そして強い馬は、種牡馬になり、牝馬は繁殖にあがります。いかに高く馬を売って儲けるかが生産側の視点。そして育成側は、いかに狙ったレースで結果を出すかにかかってくることになってきます。
そうなれば、今後は「3冠馬」という称号より「この条件で強いG1馬」という称号の方が重宝がられるでしょう。
これは競馬ファンからしたら、ちょっと寂しい気もしますが、今後は、こんな感じで、G1は予想しなければならなくなりそうです。
まぁ、今年の3歳クラシックは牡馬も牝馬もいい意味で「どんぐりの背比べ」だということがわかりました。レースをする毎に、勝ち馬が変わりそうです。上手く乗った馬が勝つみたいな。
枠も重要だし、騎手も重要。やはり、リーディング上位の騎手が乗る馬がいい枠に入れば、「買い」になりそうです。
で、今回、ハマったのが勝った「ジオグリフ」ですね。福永騎手がテン乗りでも、リーディング上位の3冠ジョッキーの腕を見せつけましたね。
戦前、喉なりとの情報もあり、今回、馬券から外しましたが、データ的には買い要素はありました。ただ、新種牡馬「ドレフォン」が、どれふぉんどこのレースに適性があるかわからなかったのし、米国系のノーザンダンサー系はこのレースと相性があまり良くないので、他に買いたい馬を優先してしまいました・・・。札幌コースは小回りコースではないので、共同通信杯の結果から、東京向きだと思っていました。朝日杯は出遅れでしたからね・・まぁ、ノーカンです。ダービーは距離微妙なのでNHKマイルに出てきたら買いですね。
やや重の馬場から、良馬場発表となりましたが、「外差し馬場」だったのもこの馬にはよかったです、馬券になった馬はすべて2ケタ番でしたから。
2着に★イクイノックス。昨年から一番評価していた馬でしたが、あまりに開いたローテーションから、印をまわせませんでした。まぁ、一応、こんな感じの馬券は押さえていましたが・・。
馬体も492kgと厩舎の思惑通り、増えていたし、いい叩きだいになりました。ダービーはこの馬から買います。
3着に◎ドウデュース。名手武豊騎手がミスを認めているように後ろから行き過ぎましたね・・。まぁ、デシエルトが行く行く詐欺を仕掛けていましたから、当然、流れると思ったんでしょうね。ところがどっこいって結果。能力で3着まで持ってきましたが、あれが、横山武史騎手なら2ケタでしょうね・・。流石、名手です。
日本ダービーも、ハーツ産駒だし、必要以上に印を下げる必要はないとは思いますが、1戦多いので、他の有力馬より、どこまで回復できるかが問題でしょうね。
○キラーアビリティは出遅れ、☆ジャスティンパレス、△ラーグルフはいい競馬でしたが、8,9着。ホープフルS組は振るわずでした・・。暮れの馬場とは違い。皐月賞は、「スピード重視」だと改めて感じさせられる結果です。直行がいいのはわかりましたが、ホープフルSから直行で勝った、サートゥルナーリア、コントレイルの2頭は、「1800m」のレースでの勝ち鞍もあり、スピード決着も経験していました。来年からは、その点も注意しておきたいですね。
▲アスクビクターモアも掲示板に乗って立派でした。ただ、やはり、スローペースしか経験していなかった点と、上位馬との末脚の差を考えると、ダービーでは内枠を引いてどれだけ前で踏ん張れるかということになりそうです。
ということで、馬券は外れ。しかも、追加購入した馬券もあり、大火傷の大惨敗です・・・。このままだと、PATの資金が枯渇しそうで、春のG1全部参戦できないかもしれません・・。中1週で気分転換して、再度、天皇賞・春から、再始動したいと思います。
ということで、「虎の巻」を更新です。
・無敗の2歳G1馬は、力が抜けているので、休み明け初戦でも、調教でしっかり動けていたら買い。
・1800m重賞勝ち馬(札幌2歳S、東スポ2歳、共同通信杯、スプリングS)で、中山、阪神の2000m連対のある馬は、高確率で馬券に絡む。
・共同通信杯からの直行で、馬券になるには連対(57kgで連対ならなお良し)しているか、57kgを背負って掲示板に乗っている馬のみ。
・年明け初戦なら、「G1勝ち馬のみ」、「きさらぎ賞」と「京成杯」からなら、「勝ち馬のみ」なのですが、その馬たちは、「3勝馬」という実績がありました。異ローテなら(京成杯、きさらぎ賞、アーリントンC、毎日杯)なら「3勝馬」です。
・若葉Sは連対馬のみだが、このレース以前にオープン以上での勝ち鞍か、重賞で連対経験のある馬のみ。
・トライアル(弥生賞・スプリングS・若葉S)で5着以下からの巻き返しは、中山重賞勝ち馬のみ。
・トライアル3着で権利を獲った馬は、それ以前に重賞で連対経験がある馬のみ。
・トライアル掲示板組でも0,5秒以上差で負けた馬は消し。
・前走、2000mより長い距離を走っていた馬は消し。
・1800mのレースで馬券対象になっている馬は、このレースにあっている。特に東京、京都、中山1800mレースで馬券対象になってる馬(オープン以上、重賞勝ちがあればなおよし)
・パンパンの良馬場なら「1800m以下のレースでの勝ち鞍か、中山2000mでの勝ち鞍」がある馬が馬券になる。
・サンデーの血をもっていない馬は、疑ってかかる。逆に人気薄ならサンデーの血がある馬を買うべき。
・中央競馬場で勝ち鞍のない馬は、消し。(中山、東京、京都、阪神、中京)
・近年は、スローペースの弥生賞はこのレースでは馬券になりづらい。パンパンの良馬場の皐月賞は、マイル重賞やMペースの1800mの重賞で馬券になった馬が活躍する傾向になってきている。
・ホープフルS、弥生賞、京成杯と中山の2000mの重賞があるが、1000m、60秒台で通過したレースで馬券になった馬は皐月賞で馬券になる可能性がある。62秒より遅いレースは直結しない。
・1800m以下の重賞勝ちのない馬で、1000m、61秒前半までのMペースを経験したことのない馬で馬券になっていない馬は疑ってかかる。
・近年は、1800m以下のレースを経験して勝ち鞍のない馬は、このレースでは厳しい。特に2.00を切りそうな馬場の場合はこの条件は必須。
・重賞2勝以上(1800m以上)の馬で、連対率100%の馬は買い。
以上・・・。これで、来年はバッチリか
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