シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

抽象のラビリンスー夢みる色と形 (公園通りギャラリー)

2024-10-31 | アート・文化

今回の企画はアール・ブリュット2024巡回展ということで葛飾や三鷹にも巡回するもの。

今年は7人のアール・ブリュットの作家について注目するもので会期前から注目しておりました。

2枚目は会場内仕切っている訳でないけど吊り下げられた大きい作品。

係りの方は箭内さんの作品、と断言していましたが、ここで反論しておきます。あなたは何方の作品だと思いますか?

 

こちががフライヤーというか見開き小冊子の抜粋なのですが、

今回の紹介は、お一方ずつ以下に列記していきます。

基本作家の紹介文と2枚程度私が選んだ作品にて構成します。

今回のゲストキュレーターであるエドワードMゴメスさんの解説もパネルの下の方にありますので、ご参考まで。

 

先ずは對馬考哉さん、1987年青森県生まれ。

「小説は煮込み料理、時間をかけて煮込んでいく。絵は中華料理、強火でガーっと仕上げていく」というコメントが印象的でした:

 

次が箭内裕樹さん、1985年埼玉県生まれ。

好きな色のボールペンを選んで画面に向け一心不乱にペンを走らせ、四角く区切られたマスを塗りつぶしていく技法。

 

松井瑛美さん、1992年静岡県生まれ。

花や果物などの題材をアクリル絵の具や水彩絵の具、色鉛筆などで自由な形と色で表現している、という解説がピンとくる作品群:

 

続いて伊藤駿さん1995年三重県生まれ。

音楽も趣味でロックバンドのリードボーカルも務めている彼は、木炭と紙という白黒の世界で題材の生き物、実際に見たことのないものまで、大胆に表現していました。

 

私的には一番注目、という感じだったのが柴田鋭一さん、1970年埼玉県生まれ。

「せっけんのせ」と呼ぶ作品…水性ボールペン、マーカーなどで石鹸の泡や植物の蔓を思わせる曲線を描く。

パネルにあるように造形が反発と重なりを繰り返しながら一つの世界を創り出しているのが素敵。

最近では海外の企画展に招待されるなど注目が集まっているそうです:

 

最後に…ということは私「土橋美穂」さんを忘れている💦紹介はガタロさん、1949年広島県生まれ。

中学高校と美術部所属。だとするとアール・ブリュットの方ではない気もしますが、卒業後は印刷会社に就職。

その後広島に戻りショッピングセンターで清掃員として働き、今回も山のような数の同じモチーフ…雑巾を2018年から描き続けている:

 

さて、今回の企画展から“Next 彌生”が出る予感もした今回でありました。

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