薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

成人を祝う会

2015年01月20日 | 障がい

1月17日、息子の母校である千葉県立袖ケ浦特別支援学校の「成人を祝う会」に出席しました。

昨年5月に20才を迎え、時の流れの早さに驚きながら、この歳まで生きられたことに感謝の一言に尽きます。

生まれてから受けた手術は10回以上。

もうダメかもしれないと思ったことも数知れず。

「あんた立派や!」とほめてあげたいほど価値ある20年です。

成人を祝う会には転勤や退職された先生方も集まって下さり、在学中お世話になった懐かしい先生に

久々にお会いすることができました。

息子が卒業時の校長先生も来て下さり、記念品贈呈では卒業証書を受けとった姿を思い出しました。

 

同級生は皆、いろんな障がいや病気をもっています。

人工呼吸器をつけ在宅生活を送っている友達は外出するのも大変なのに、着物を着て参加。

着せるのも大変だったでしょう。親御さんの熱い思いを感じました。

障がいは決して不幸なものではありません。

私たち親にとっては、かけがえのない子ども。

笑顔に癒され、どんなに手がかかっても存在そのものに支えられているのです。

同級生の中には、20歳を迎えることができなかった友達もいます。

命に感謝し、今を精一杯生きる。

そんなことを改めて感じた1日でした。