薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

「認知症を理解する」講座に参加して

2015年03月03日 | 日記

「認知症を理解する」講座に参加しました。

2025年には、高齢者の5人に1人は認知症という時代がやってくる! 

あなたも私も認知症 って笑っていられたらいいけど、介護する側にとっては深刻な問題。でも、誰にとっても身近な問題になりつつあるってことなんやろね。

講師は、「アビリティブクラブたすけあい SPSD研究会」の3名で、うち1名がファシリテーター、2名が認知症模範演技者。

参加者を交えてのロールプレイでは、「えっ?この人ホンマに認知症?」と思ったほどの模範演技を披露。日本アカデミー大賞やで!

見事な演技に亡き母の姿が重なり、後悔も・・・。 なんで優しくなれんかったんかな~、重度障がいの息子を育ててきたのに・・・。

歩くこともできず言葉も理解できない息子は20才になっても愛おしい存在やのに、理屈が言える母の老いは受け止められず 「しっかりしてよ!」という言葉で自尊心を傷つけてしまったんですね・・・。

遺品を整理していた時メモを発見! 「薫はきつい。私は怒られてばかり。優しいのがいいな」  そう言う母も私にキツイ言葉を連発し、まさしく負の連鎖・・・。 

私が選挙で掲げるキャッチフレーズ 「ありのままの姿を認め合う社会」 

そこには、障がいをもつ息子が普通に受け入れられる社会であってほしいという願いと、母への反省が込められています。

バアチャンごめんな~。 今なら素直にそう言えます。