私が住む飯沼町会の自主防災活動を取材しました。
近くに養老川が流れる飯沼は過去に養老川が氾濫したこともあり、水害に対する防災対策を強化しています。
H3年に防災資機材や備蓄品をいれる防災倉庫を設置。
大きな倉庫には避難用のボートまで用意されています。
別の倉庫には、内水氾濫に対応できる大型ポンプがあり操作訓練も行っています。
昨今では防災倉庫を設置する町会もありますが、阪神淡路大震災より前から設置していたことに驚きました。
きれいに整理され、備蓄品の一覧表までかけられています。
公民館には備蓄米の冷蔵庫があり、炊き出しに備えています。
飯沼の防災対策の特徴は、盆踊りや秋のお祭りなど地域の行事が訓練になっていることです。
テントを張り発電機を使っての照明、大なべで炊き出しをして振る舞うのも全て避難所訓練になっているんです。
こうして年に数回ある行事をこなすことで、機器の点検にもなるんですね。
型にはまった防災訓練ではなく、地域の生活に溶け込む訓練ほど強いものはありません。
自助・共助が9割、公助は1割と言われています。
地域の防災対策は、その要ではないでしょうか。
冬になると消防団が鐘を鳴らして2巡回してくれる飯沼。
感謝、感謝です。