薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

25才になった息子へ

2019年05月12日 | 障がい

今日は息子の誕生日。25才になりました。
まー、よくここまで生きてくれた! 誕生日を迎える度にそう思います。

妊娠7カ月で判明した「先天性水頭症」。
一刻も早く治療に取り掛かるため、予定日より1カ月早く帝王切開で出産しました。

出産後は他にも数々の病気があるとわかり奈落の底に突き落とされた気分で、何度も大手術をして生後3か月でようやく退院。
4時間ごとの経管栄養とお腹のガス抜き、ミルクをしょっちゅう吐くので目が離せず、クタクタに疲れ切っていたことを思い出します。

おまけに呼吸状態も悪かったので、もう明日は生きていないかもしれないと毎晩覚悟を決めて、息子の温かい体に触れながら「おやすみ」のキスをしたものです。

今日も生きてくれている。
それだけで母ちゃんは幸せだよ。有難う。

誕生日は、これまで生きてこられたことへの感謝の日。
お風呂に入れて一緒に湯船に浸かりながら、「おめでとう」ってチューしまくりました。