薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

ハンバーグを食べながら・・・

2020年02月02日 | 日記

週末は家族でショッピングセンターやドライブなど、必ずと言っていいほど外出しています。
元々は、自分では動けない息子を色んな所に連れて行ってあげたいという思いから始まったのですが、ここ数年は外食をしたがる夫の要望を満たすためかも(笑)。

今日は最近ご無沙汰のお店に入ってみたら、「ご注文はこちらで」と。

あー、タブレットで注文すんのね。
人件費削減や仕事の効率化で、どんどんタブレット注文を導入するお店が増えてきましたが、操作する側にしてみれば店員さんとのやり取りよりも時間がかかる。

メニューを決めると、ご飯の量「少なめ・普通・やや大盛・大盛」を選択。「雑穀米・白米」の選定も。トッピングはいるかとか、画面を見てるだけでクラクラしてきた。
デザートに至っては「すぐ持ってくる・食後に持ってくる」なんて、まーご親切なこと。
夫は老眼が進み画面の文字が見づらくて、操作するのはもっぱら私。
なんとかクリアしたけど、こんな操作が苦手な人はリピーターになれそうにない。

そういえば、スーパーマーケットでも、レジ後は別の機械で支払うお店も増えてきた。
お札を縦に入れるものや横に入れるもの、一枚づつ入れろとか数枚一緒に入れても受け付ける機械など様々で戸惑うこともある。
今日も「私、初めてで良く分からないんです」という女性の声が聞こえてきた。
そうよねーと思いながら、ふと思い出した昔のエピソード。

電車の切符購入が自動販売機に切り替わった頃、老女が自販機に向かって「○○まで、大人一枚」と言ったというエピソードに、当時高校生だった私はお腹を抱えて笑ってしまったが、今の私にとっては決して笑えるものではない。

ちょうど50年前に開催された大阪万博では、まだ普及していなかった洋式トイレの使い方が分からず草履を脱いで便座の上に足を乗せて用を足したという逸話もあったが、これも今となっては笑えない。

数年先はどんな時代になるんでしょうか。
技術の進歩に伴って便利さを手に入れる傍ら、時代の変化に取り残されついていけない人が必ず出てくる。
私もいつまで、ついて行けるのかなーと思いながら、注文したハンバーグに舌鼓!