薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

予算審査を終えて

2021年03月17日 | 日記

議会は残すところ後1日。
先週で来年度の予算審査が終了しました。
賛成するか反対するか、こんなにギリギリまで迷ったことはありませんでした。

小沢さんと夜遅くまで話し合い、賛否を決めたのは意見陳述日の3日前でした。
そこから猛然と原稿書き。あー、苦しいと唸リながら・・・。

で、賛成したか反対しか?ですよね。
はい、反対しました。

コロナの影響で市税は過去最大規模の減収を見込んだ予算案でしたが、まだまだ市民ニーズは置き去りにされ、効果がよく分からない事業もあるのです。

市民意識調査で浮かび上がった、不便な公共交通の問題は解消される兆しもないし、同調査で市民が求める生活環境の保全についても取組みが弱い。
「市の強みは豊かな自然環境」とうたっているのに、今も残土や再生土などの埋め立てで井戸水への影響など生活環境に脅かされている市民を、どう思ってるんでしょうか?

そんな市民ーズをよそに、オリパラのキャンプ受け入れに5,800万円。
コロナ禍で受け入れを中止した自治体もあるのに、これって必要ですか?

交通や子育てなどの課題解消のために、コンサルに委託して個人や企業からアイデアを募り産官学で取り組むプロジェクトに5千万円。
昨年からスタートしていますが、どのような課題がいつ解消されるのか全く示されないままです。

その一方で、市民の安心・安全を守る道路や橋りょうの維持補修費は、前年度より3億円以上の減額です。
市民にとって何を優先してほしいかは、言うまでもありませんよね。

他にも、言いたいこと。
今議会の市長挨拶で述べられたのが「市のまちづくりでアートを戦略の柱にする」って。
へーっ、いつの間にアートが市民に浸透してきたんやろか?とビックリ!
なんかさー、手当たり次第に矢を打ってるとしか思えないんですけど・・・。