先週の報告になりますが、不登校カフェの第2弾を開催しました。
前半は、心理セラピスト・公認心理師の資格を持ち、約10年間公立中学校のカウンセラーや旧国立精神神経センターで勤務された、若林宏行さんを講師にお招きして講演をしていただきました。
「そもそも学校の役割って何だろう?」
「学校は行くのが当たり前で、誰も改めて学校の役割を考えたことがないでしょう?」
そんな言葉から始まり、互いに協力し合う・人間関係・集団の中で個性を生かすといったことを学んでいるんだと。
けれども個性っていうのは定義もなく、個性的だと判断するのは周囲の都合で、それがポジティブな結果を出さないと周囲から認められず排除されてしまう。
こんなことが学校で生きづらさを感じてしまうんでしょうね。
後半のフリートークでは、「先生に余裕がなさ過ぎる」「週休2日制になって1日の仕事量が増え、子どもに向き合う時間が取れなくなった」など、保護者や教育に携わる方から伺いました。
グッときたのは「先生を孤立させないでほしい。先生が守られる環境を作ってほしい」という保護者の言葉。
子どもが不登校になっても先生を責めず、広い視野で教育現場のあり方を考える言葉が胸に突き刺さりました。
1年前に不登校のお子さんがいる保護者の方と出会って、悩みを話せる場所を作りたいと考え企画した「不登校カフェ」ですが、支援活動をされている方や教育に携わっている方も参加していただき、毎回貴重な学びの場になっています。