薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

皆様にお願い

2020年09月07日 | 日記

今日から代表質問が始まりました。
3人が登壇した後、本会議場でコロナウィルス感染症患者について教育長から説明がありました。

市の情報配信メールでご存じかと思いますが、先週末に市内で10代の感染者2名がでました。
この2名が通学している学校は週明けの今日と明日の2日間、臨時休校になりますが、コロナに対する不安からすでに憶測が飛び交っているとの事です。
「感染した生徒や学校への差別や偏見等が広がらないよう、議員の皆さんにも協力していただきたい」とおっしゃる教育長の言葉に、教育者のトップとしての想いを心底感じました。

誰も好き好んで感染したわけではありません。
人が病気になった時、「お大事に。早い回復を祈ってます」というはずですが、コロナの場合は誹謗中傷や差別・偏見の問題が全国で垣間見られることが残念でなりません。

私は重度障害の息子を授かって、呼吸状態が悪い息子の寝顔を見ながら「明日、私が目が覚めた時には、この子は冷たくなっているかもしれない」と毎晩覚悟を決め、この26年間「お休み」のチューをしてきました。
何歳まで生きられるのか?そんな不安を持ち続けながらの子育てでしたが、将来を案ずることよりも、今できることをやって後悔しない人生を送りたい(送らせてあげたい)と思いました。

こんな子育ては稀かもしれませんが、健常のお子さんは私の息子に比べると行動範囲が広いだけに事故などの危険性もつきまといます。
そして行動範囲が広いがために、感染のリスクも高まるでしょう。

新型コロナの感染より怖いのは、不安から生じる「人の心」です。
どれだけ感染防止に努めても、今や誰もが感染する可能性があります。
生徒の心を傷つけないよう、皆さまのご配慮をお願いします。


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