先日、トレックの展示会で2014年モデルをいろいろ見てきました。
フロントサス付きハードテールMTBは、26インチホイール車は4300と3900の2車種だけになっていました。他メーカーもこれからは、軽量、高性能な26インチ車は消えてゆくみたいで、ちょっとさみしい気持ちになります。
29インチ車で今年までのCOBIA、MAMBA、MARLIN、WAHOO、という車種が、X-CALIBERのモデル名に統括されて出てきます。
今回、一番気になっていたモデルで、アメリカ本国では今年から発売されていましたSTACHEが日本でも発売になります。
SUPERFLYやX-CALIBERがどちらかと言うとクロスカントリーレース向きなのにたいして、STACHEは山道、シングルトラックを楽しく走る事に重点をおいたモデルになっています。展示会場に試乗車が有り、展示会場近くの山のシングルトラックにSTACHEで試乗に行ってみました。
去年の展示会ではSUPERFLYを試乗しましたが、漕ぎだしはSUPERFLYに比べ、STACHEは2.3インチのタイヤが付いたフルサス車のFUEL-EX8と同じホイールなので重く感じましたが、シングルトラックを走りまわった印象は、120mmストロークのフロントサスと29x2.3インチのタイヤのおかげで、そこそこのスピードで、ぼこぼこ路面や段差を駆け下りても、思いっきりコーナーに突っ込んでも、クロスカントリー車とは違う楽しさと安定感を感じ、下りが上手くなった様な錯覚を感じました。
ホイールとタイヤを替えれば、もう少し軽快な走りが出来るようになります。京都の里山のシングルトラックを、どちらかというと登りを頑張るより、下りでMTBを操って楽しく遊ぶのにぴったりなMTBではないかと思います。