とんとんはうす

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住まい自分流 ONAIR001

2005年05月27日 | すまい自分流・とっさ
夏のテキストが発売されて、次のONAIRも待ち遠しいですが、
春のテキスト分の放送を振り返るカテゴリを作りました。
基本はテキストを見てください(無い人は取り寄せしてね☆)
このブログでは放送された内容と編集のっちの視点からのポイントなどを
綴っていこうと思います。
ぶっちゃけて言うと、媒体の事情や放送・編集上で出ていないところを、
書けたらいいなと思っているところですv(^_^)v

第一回放送 4/8 可動式分別ゴミ箱をつくる 講師:諸井路子さん

市販のゴミ箱は塩ビの味気ないものが多いですね。
木工などで化粧してあげると見た目のデザイン性も高いし、周囲に馴染みやすくなります。
この放送で作ったゴミ箱は使い方を変えれば、ワゴンにもなるという良発想。
上板にタイルを貼ったりとワンポイントも楽しめます。

これらの木工家具を作るときに「寸法間違えちゃって」という話しを聞くことがあります。
これ、私もおっちょこちょいなんで、よくやってしまう失敗。

採寸には外寸法、内寸法の測り方があります。
現場の人が「外-外」「内-内」とか「そとすん」「うちすん」と呼ぶところです。
外寸法とは箱の板厚を入れた寸法、内寸法とは箱の中だけを測ることを言います。
これを測り違えると、だいぶ大きさが変わってしまいます。
6mm厚の板なら上下・左右で12mmも変わってしまいます。
一枚が12mm厚だったら・・・24mmも差が出ちゃうんですよ!←しつこいって!

できればカットする前に気がついておきたいので、デザイン画・デッサンは必要かな。
絵心があるなしは関係ありません。
寸法間違えて買い直したり、どうせDIYだから間違えてもとなんて痛い言い訳をするくらいなら、
ラフスケッチを描いて、寸法間違えないでカットしてもらったほうが納得いきますもん。

周囲の家具と合わせるなら外寸法を基準に、逆に入れる物が決まっているのであれば
内寸法を基準にデザイン画を書くことは重要だと思います(断言)。
キャスターやタイルなどの張り物をする際は、その分の寸法も考慮して考えましょう。

もうひとつ、ここで伝えておきたいことが。
曲尺(かなじゃく・かねじゃく)と呼ばれる道具があります。直角になっている物差しのことね。
木工の際には、必ず曲尺で計測しましょう。
スケールで測る人がいますけど、あれは誤差が激しく出るので危険です。
無論、まっすぐ引くのに曲尺が必要なので、だったら最初から曲尺使いましょうね。
余談ですけど、スケールの爪って少しグラグラと動きますよね。
あれは爪を押さえて測る内寸法と爪を引っ掛けて測る外寸法の測り方の違いによる
誤差の分のために動くんですね。壊れているわけではありません。
ただし、安価なスケールはそれなりの誤差が出ますので、ご注意ください。
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