整理収納 は自分の性格に合った方法で(2020年投稿)
にゃんこ型・ハムスター型・わんこ型・・・あなたはどれかな?
現在の私たちの生活で、最も頭を悩ませる問題が収納・断捨離ではないでしょうか「とんとんはうす」で1番多くのご相談・講座依頼を受けてきました。
にゃんこ(マイペースとっちらかし)型
「ADHD」も一般に知られるようになりましたね。子供の頃に自分も周りも気付かないで、大人になって就職して、勤務先のデスクの上、引き出しの中が整理できず、一日中探し物ばかり・・・「ファイリング」が苦手で、どこに何があるかいつも分からない。それって「もしかしたら私はADHD かしら?」と悩む方が増えています。ADHD とは限りませんが、時間も人生も勿体ない事です。 ADHD の人は、ただただ、ぽいぽいと物を置いていく傾向にあります。ゴミ屋敷に見えても実際整理してみると意外に物は少なかったりします。このタイプの人には、すべて「見える収納」にする事が大事です。無理をして「隠す収納」で整理をしても、「探し物」が増えてしまっては元も子もありません。
ハムスター( ぎっちり詰め込む )型
「すみずみまでぎっちり詰め込む 」タイプの人は、一見して綺麗なので、本人も回りの人も「綺麗好き」と思っています。でもすみずみまでぎっちり詰め込むと空気がよどみます。「押入れ」が湿気で床が抜け落ちたお家を何件も見てきました。「アルバム」を押し入れの下段に押し込んでいませんか? まずは物と物との間に空気(風)を入れる工夫をして下さい。私は扉を外してカーテンにするのをおすすめします。見た目はともかくとして湿気とカビを防ぐことが出来ます。押入れの襖、クローゼットの扉、シンクの下の扉、許されるなら無い方がいいとさえ思っています!
わんこ(律儀に守ります)型
有名な収納家仲間が言うには「プロが収納すると、リバウンドしない」という事です。全部が全部という訳ではありませんが、「ラベリング」や「ファイリング」が上手くいくと、元の位置に戻すのが苦でなくなって、いつの間にか定位置が決まり、習慣化するようです。
このタイプの人は、一見「下手な収納」だと思わせてくれます(笑)。例えば食品庫。何がどこにあるか全く分かりません。同じものが何個も入っていたりします。でも「こなもの」や「調味料」などを「ラベリング」すると、几帳面にずっと守ってくれるのです。整理がつくと余計なものを買わなくなったと感謝される事もあります。
「HSP」の方はこのタイプが多いようです。「HSS 型HSP 」の方もいらっしゃいますが、悩まなくて大丈夫、そういうものだと思って下さい。お互いのこの「癖」を理解できずに人間関係が壊れてしまった例も多々あります。
自分としっかり向き合って自分の「癖」を理解してあげましょう。
お昼のTBSで「奥様がお留守の間に、ご主人がリフォームします」という番組の講師の一人でした。私は、デッドスペースに収納場所を増やして得意げに披露していました。今は反省してます。デッドスペースに入れたあの子たちはどうなっちゃったのでしょう?結局、捨てるまでの一時避難所になっただけかもしれないと思っています。
長年講師をやってきて「片付けが苦手な人」が驚くほど増えたと実感して
います。普通に「元の場所に戻すことが出来る人」は、自分をほめてあげて下さい。子供の頃「どうしてかたづけないの!」って親に叱られていましたよね。そこに理由があるなんて思いもしなかったです。今は「片付かない」理由が医学的あるいは心理学的にハッキリしてきました。ご自身の「片付かない」理由と原因をしっかり捉えておきましょう。
大事な事なのですが、ものの全体像を瞬時につかめますか?建築や運送業をしていると自然に身につくのですが、苦手な人が多いです。おうちの中を俯瞰して見るようにしたり、動体視力を鍛えるといいですよ。
断捨離とは、元々は自分の心を鍛えるための行法哲学で、「欲を断ち、無駄を捨て、執着から離れる」の3つからなる考え方です。この教えをベースにした片付け方法が断捨離で、「不要なモノを断ち、不要なモノを捨て、モノからの執着から離れる」を実践する片付け方です。
「片付け」を脳との関連から調査した番組を見ました。
「あるある大事典」という番組ですが、折角なのでまとめてみました。
ネーミングが面白くて、分かりやすく、参考になりました。
1、キニナラネーゼ
とは、散らかっていても気にならない人。
特徴は、スペースはあるのにしまえない事。
例えば、カルタの札が自分の目の前にあっても取れない。
色や形の識別が苦手だという事になる。
これには脳の「後頭葉」を鍛えるといい。
「素通し神経衰弱(裏返さない)」は隅々を認識させる効果あり。
2、カクスーゼ
とは、モノを見えない所に隠してしまう人。
一見片付いて見えるが、押入れや引き出しの中が整理が出来ていない。
特徴は、モノの位置関係がつかめない。イメージができない。
例えば、水を5個程度のコップに均等に注ぐ事ができない。
これには、空間認識を司る脳の「頭頂連合野」を鍛えるといい。
お手玉をやると効果的。
3、ステラレネーゼ
とは、不要品が捨てられない人のこと。
特徴は、服選びに迷ったり、メニューがなかなか決められない。
物忘れがひどくなると、認知症になりかねない。
決断力・判断力を司る脳の「前頭連合野」を鍛えるといい。
脳のこの部分は脳全体の30%を占めるという。
逆アミダが有効。
ADHDやLDなどの発達障害による症状の方も、自分がどのジャンルに入るのか
参考にしてみて下さい。原因を掴めば解決策も見つかります。
「片付けの出来ない」方へ その3
このコーナーも久し振りぶりに書く。
実は今しがた、NHKで、沖縄の精神科医・後藤健治さんが「偏屈者宣言」という
ブログを立ち上げたのを聞いてじっとしていられなくなった。
ご本人がADHD(注意欠陥症)であるという。
彼は子供の頃から親にも「普通と違う」と言われ、友達もできず孤独だった。
京都大学を出て就職したが会社に馴染めず3年で退職。
そんな時友人に「精神障害のわかる精神科医が必要だ」と言われ、
改めて精神科医を目指したと言う。
今回のブログを立ち上げるきっかけになったのは、
「精神障害者の人は身勝手だ」という家族の一言だった。
「偏屈者宣言」は「自分らしく生きる」という意味で身勝手とは違う。
自分自身が精神障害であるという認識が必要だと言う。
全国からの精神障害者の悩みに応えている。
本題で~す
ADHDで片付けられない方へ「楽しく片付ける方法」
まず片付けに取り掛かる前に。持ち物の「分類」をする。
ところが、自身の持ち物なのに意外に分類出来ない。
家族間だと、却って上手くいかないことが多い。
この時点でプロに頼んでも良いが、身近な人に手伝って貰うといい。
他人の物は分類出来るもので、ADHD同士で助けあうのもいいかと思う。
分類が出来れば、半分は終わったようなもの。
Step1 入門編
分類したものをしまう時、慣れるまでは見える収納で。
見つからないと又買ってきてしまうのであえて隠さない。
例 台所では吊り下げ方式、文房具は中が見えるクリアなもので。
「何処に何があるか」が分かる事が一番大事。
Step2 基礎編
自分の収納グセが自分で解ってきたら、隠す収納に挑戦。
インテリアの素材と色を統一すると驚くほど落ち着いて嬉しくなる。
照明など手作りしてインテリアの楽しさを覚え、テンションを上げる。
ここまで行くと収納がちょっと楽しいと思えるようになる。
Step3 DIY初級編
片付けるという義務感に苛まれる事なくひたすら楽しむように。
デッド・スペース探しは、面白くて仕方のないもの。
メジャー片手に廊下の突き当たりの上、家具の上・下を覗いてみよう。
手始めに、板をすっぽりはめ込むだけの棚作りで収納力アップ!
Step4 DIY中級編
欲しい所に収納が欲しい!と思ったら「DIY」で!
ここまでくれば「片付け名人」、
壁の中に「ニッチ」、階段の下に「引き出し」作り。
押入れ・納戸・隙間にキャスヤー付きの収納庫を作ってみよう。
Step5 DIY上級編
家の使い勝手が悪いのも、片付けが出来ない大きな原因。
使い勝手を良くする為の改造・(リフォーム)に着手!
ついでに、家に中をドレスアップ(リメイク)しちゃおう!
例えば、押入れの改造をして、ついでにアーリ-アメリカン風インテリアに
間仕切りをアーチ型にちょいとぶち抜き、プロバンス風にアレンジ
天井を抜いて松丸太を見えるようにして、流行の民家風に
片付けが苦手の人を整理・収納の達人に
「楽しく片付ける方法」をアドバイス
「片付けの出来ない」方へ その2
昨日書き始めたばかりなのに、すごく反応があったので、驚いています。
「片付けが出来なくて悩んでいる方」がいかに多いかという事でしょう。
精神的な障害は、自分でも気が付かない内に進んでいます。、
もし気が付いたとしても、誰に相談していいのかも分からないのです。
(自分の周りで悩んでいる人がいたら、是非心療内科を教えてあげて下さい。)
私には治療は出来ませんが、「楽しく片付ける方法」を提案をしていきます。
まず「片付いていない」事を嘆かない事、自分を責めない事、
無理をしないで、少しづづでいいですから、片付けを楽しみましょう。
そして、うまくいったら、自分を誉めてあげましょう。
「片付けの出来ない」人と一言で言っても、原因も対策もさまざまです。
タイプ別にみていきましょう。思い当たるかも・・・
一見片付いているように見えて細部がグチャグチャ・・・要領のいいキツネ型
一見片付いていないんだけど細部がキチンと片付いている・・・要領の悪い狸型
私は典型的な<要領のいいキツネ型>で、細かい事は全く気にしないで、
とにかく収納整理しますので、一見片付いているように見えます。
昔は子供が多かったので,物が多く毎日探し物で疲れ果ててしまい、
しかも夫がADHDで、使いたいものが見つからないとすぐに買ってきて、
またモノがふえる、というモノ地獄に陥っていました。
こういう場合隠す収納はだめですね。見せる収納に限ります。
壁をくり抜いたり、天井裏、床下、階段下、ありとあらゆる場所に
とにかく収納場所を作りました。
おもしろ収納については、またのちほど・・
娘は典型的な<要領の悪い狸型>
いつもちらかし放題で、怒られっぱなし。
滑稽なのは、収納グッズがやたらに多く収納指導書も多いのです。
それらが役に立たず、結局ゴミになってる?
そのかわり、引出し・押入れの中の整理はお見事というしかない。
あの小さいMDの背表紙にビッシリ書かれた文字には驚きます。天才か?
ファイリングの才能はあるらしいのです。惜しい!
最近、収納グッズが小さめなのが失敗の原因かも?といっています。
限りなく?????
皆さんは「ADHD」ってご存知ですか?
これは子供さんによく見られる注意欠陥症という障害のことです。
最近、大人の方で、この障害で悩む方が増えました。
「とんとんはうす」では、4年前TBSテレビのリフォーム番組で
この障害の為に「片付けが出来ない」人へ片付け方のアドバイスをしました。
その後、相談者が相次ぎ、既に200例を超える問題を解決してきました。
相談者の中には、「心に傷を持っている」あるいは
「強いストレスを感じている」事が原因で、家事が出来なくなり、
結果「片付けが出来ない」状態になっている場合もありました。
家族や世間には「怠け者」と言われ、その無理解さ故に
「鬱」に陥っている例がいかに多い事か。
今回思う処があって、社会貢献としてこの問題に取組む事にしました。
社会の理解を得て、相談者の皆さんが快適に生活出来ますように。
取り敢えずこのブログを通してアドバイスさせて頂きますね。
今迄通り、直接のご相談もお気軽にお寄せ下さい。
とんとんはうすのメルアドは<ton2_house@mail.goo.ne.jp>です。
次回は、「タイプ別の整理解決法」です。
月曜日、八十歳の男性から転居の相談を受けて、ご自宅に伺いました。
習志野の五階建ての公団から、茂原の実家に移りたいということでした。
やはり、エレベーター無しの五階は、これからの生活に自信が持てないというのです。
とてもお洒落な方で、とにかく、衣類が多いのです。
今の方は、スーツやハットやスカーフ・・・こんなに持っていないでしょう。
茂原のご実家の下見はこれからなのですが、優先順位としては、持ち物の処分だと考えました。
私もお手伝い致しますが、とても手に負えないので、プロの方にお願いする事にしました。
「とんとんはうす」でもずっと「整理」の講習会をしてきましたし、取材を受けたり、出版物にもなってきました。
以前は、「収納」する事に意味があると思っていました。子供たちが小さい頃は特に・・・。
しかし「遺品整理」や「高齢による転居」のご相談を受けている内に、考えが変わってきたようです。
最近「とんとんはうす」の教室で、申し上げたり、実地指導しているのは、
・「整理術」の基本は「収納」をしない事。・・・収納してしまうと、片付いているように見えてしまう。
・そして、要らないものを、徹底的に家に入れない事。
・結果、家具も必要無くなり、空間が出来ます。「空間貧乏」にならない様に・・・。
この3つで、ほとんど解決出来ます。
「ライフスタイル」というのか、「生き方」が変わったと、生徒さんには言われます。
昨日、新聞社の方と話していて、「成程~」と賛同して戴いた事があります。
それは「DIY」で、作品という不要物が家に入る事がよくあるので、避ける様に努力していると言うこと。
私が教えるDIYは、道具の使い方や防災・とっさのDIYなど。・・・なので、知恵がお土産で「もの」は増えません。
私の夢は、早く「DIY」の世界から足を洗い(笑)、たまったものを処分して、スッキリする事で~す。ハハッ
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「とんとんはうす」は、被災地支援、女性・児童・高齢者のための支援市民団体です。
DIYで自宅を直したい方、聴講・体験したい方は「とんとんはうす」にお申し出下さい。
この・・・「あらし」釦、押してみて↓カテゴリーは「メンテナンス」です。元気になるよ!!!
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今日のレッスンは「収納力」です。2013-05-02 09:19:42
1、収納の中でも、DIYとしては難しい「ニッチ」の実技研修の座学です。
2、「収納力」とは、捨てる事や、精神的な「整理力」だけの問題ではない。
科学的には「ADHD」や動体視力の事を抜きに考える事はできない。
子供に多くみられる「ADHD」だが、30%程の方は成人になっても症状は残る。
仕事場で、全体量が把握できない、論理的な組立が苦手、納まりが認識出来ないなど・・・。
3、引っ越し業や、リフォーム業に携わる人は、一目で全体の物量やサイズを見抜きます。
その能力は動体視力と深く関わっているといいます。
動体視力は鍛える事が出来ます。車窓など、動いている風景の中の文字を読みとるなど。
4、片付けられないと悩む事よりも、根本の原因が何かを突き止める必要はある。
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