トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

スキスキスー

2018-06-01 17:58:45 | 道具
またギックリ腰やっちゃいました。


ということで整体に通ってます。



「前回はいつ腰を痛めたかなぁ~」 と思って診察券を見たらほぼ一年前にやってました。



なんででしょう・・・・・・・・






先生にも「あまり無理をしないようにしてください。」 と言われたので腰に負担のかからない作業から進めてます。





今日は革の裁断と漉きをしました。




漉き(すき)とは革の貼り合わせ部分や縫い割り部分などを薄くすることです。




漉きは 『漉き機』 という機械を使います。



漉き機はこんな機械です。

使う用途の割りにはけっこう大きめの機械です。





革を漉く部分はココです。

使うところはほんの一部なんですよね。





漉きをかけるとどのようになるのかと言いますと。




まずは漉きをかける前の状態の革です。



革の厚みは一定ですね。



このままだと貼り合わせたときに革の厚みが2枚分になるので段ができてしまい履いたときゴワゴワします。



なので革を貼り合わせたときに段ができないように漉きをかけるんです。



漉き機を通すと。

ムーディさんのように左から右に受け流します。




するとこのようになります。

革の断面が薄くなってるのが分かりますか?



漉き機はこのように革の端を薄くしたり全体を薄くしたりする機械なんです。



以前友人がこの漉き機を見て 「なにコレ?」 と聞かれたので 「こうやって使うんだよ。」 と使ってみせると・・・・・・・







『たったそれだけ~~』 と・・・・・・・




私は何の不思議もなく使っていたのでその反応にビックリです。



友人の反応をみて 「そういえば大きさの割にできたものが地味かも・・・・・」 と思いました。






ただこの漉きを手作業でやるとけっこう大変なんですよね。





包丁を使うんですがキレッキレの包丁じゃないとできないんです。


研ぎのあまい包丁だと革が伸びて漉けません。





手漉きはこのようにします。

“漉き砥” といわれる砥石の上で包丁を漉く幅・角度に合わせて 『ス~~~』 っと押します。




するとこのように漉けます。

機械を使ったのと同じようにできてますね。



この手漉きですが漉き機を使うのに比べると10倍ぐらい手間がかかります。



ブーツ作りはさまざまなパーツを縫い合わせるのであちこち漉く必要があるんですね。


なのでこの漉き機は必需品なんです。

たとえ地味でも・・・・








ということでライニングを漉き機にかけた状態がこちらです。

貼り合わせる箇所によっても漉き幅を変えたり縫い割りという縫い方をする箇所も漉き幅と厚みを変えてます。





漉き機で入らない箇所や均一に漉かない箇所などはこのあと手で漉いてます。








トンリョウで製作しているブーツの足あたりが柔らかいのはこの漉き機が活躍してくれているのも理由の一つです。







 












トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 21,000(税込¥22,680) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥108,000(税込¥116,640)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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