工房ではオーダーをいただいたブーツ達の型紙を裁っています。
洋服やカバンなどでも型紙は必要ですが、靴の場合 型紙の裁ち方が洋服やカバンと異なります。
洋服やカバンは寸法を元に型紙を裁つんですが、靴の場合は木型に添うように型紙を裁ちます。
その為、寸法を元に型紙を裁つのではなく、木型にテープを貼り そのテープを型紙の原型にするんです。
洋服やカバンは木型のようなものはほとんど使いませんからそこが大きく違いますね。
“木型に添わせて型紙を裁つ” という事は2つの条件が合っていないとキチンとした靴ができないんです。
1つは
アッパー縫製(製甲)の際に寸法・形が合っていること
もう1つは
木型に吊り込んだときにピッタり合っている事
です。
アッパーを作るときにピッタリ合っていても木型に吊り込んだときに合っていないと “良い型紙” とは言えないんですね。
という事で型紙を裁つときは “.何mm” という単位で作業をします。
では型紙を裁ちますね。
まずは木型にテープを貼り、原型となる型紙を作ります。
立体の木型にテープを貼るのでテープを剥がすとテープもある程度立体になります。
立体になったテープを平面に戻さないと型紙は裁てないので “革の伸びる箇所、縮められる箇所” を考えながら
平面に戻します。
するとこのようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/f6/3eefa561a9d4600834b3cb73555f2233.jpg)
テープの貼り方、戻し方は作り手さんがその後作業しやすいようにするのでさまざまですが、概ねこんな形になりますね。
テープの貼り方、戻し方、センターラインの位置で良い型紙が裁てるかどうかが決まります。
なのでけっこう慎重になります。(汗)
私は木型の外側だけテープを貼り外側の型紙を裁ちます。
その後、木型と型紙が合っているかを確認する為と内側の型紙を裁つためにこのようなものを作ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/84/98c367c628b8c7fb69da713a051162bb.jpg)
革を使い型紙が木型に合っているかを確認してます。
バッチリ合ってます!(ホッ!)
木型の下部分を見るとセロハンテープで仮止めしてますね。
内側と外側を合わせても9か所しか仮止めしていないのに木型に添っているので 『木型に合った型紙』 という事ですね。
そして、トンリョウのようにブーツを作るときに必要なラインはもう1つあります。
こちらです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/f2/878770dafe5a5524d1a733b1d3ce9273.jpg)
地面に対して直角に伸びる線です。
この線はブーツのシャフト部分を決めるときに必要になります。
シャフトが前や後ろに倒れないようにするためのラインですね。
確認が済んだら 『元型』 という各パーツにする前の型紙を裁ちます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/93/83d1d998c68b0d46b0246eda5fac531d.jpg)
デザインを載せた状態ですね。
この元型を使い各パーツの型紙を作ります。
元型に入っているカットラインでも木型に合わないというか、合わせずらい位置があるのでカットラインの位置決めも
重要なんです。
今回紹介した型紙はオーダーをいただいたお客さまがハーレーに乗るときに使用する事を考え若干後ろに倒れるように
設計しています。
(ハーレーに乗ったときのポジションがシャフトが倒れる状態だった為、そのようにしてます。)
さあ、ここからはバタバタと各パーツの型紙を裁ちますよ~。(笑)
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※不在の事がありますので先にご連絡をください。
洋服やカバンなどでも型紙は必要ですが、靴の場合 型紙の裁ち方が洋服やカバンと異なります。
洋服やカバンは寸法を元に型紙を裁つんですが、靴の場合は木型に添うように型紙を裁ちます。
その為、寸法を元に型紙を裁つのではなく、木型にテープを貼り そのテープを型紙の原型にするんです。
洋服やカバンは木型のようなものはほとんど使いませんからそこが大きく違いますね。
“木型に添わせて型紙を裁つ” という事は2つの条件が合っていないとキチンとした靴ができないんです。
1つは
アッパー縫製(製甲)の際に寸法・形が合っていること
もう1つは
木型に吊り込んだときにピッタり合っている事
です。
アッパーを作るときにピッタリ合っていても木型に吊り込んだときに合っていないと “良い型紙” とは言えないんですね。
という事で型紙を裁つときは “.何mm” という単位で作業をします。
では型紙を裁ちますね。
まずは木型にテープを貼り、原型となる型紙を作ります。
立体の木型にテープを貼るのでテープを剥がすとテープもある程度立体になります。
立体になったテープを平面に戻さないと型紙は裁てないので “革の伸びる箇所、縮められる箇所” を考えながら
平面に戻します。
するとこのようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/f6/3eefa561a9d4600834b3cb73555f2233.jpg)
テープの貼り方、戻し方は作り手さんがその後作業しやすいようにするのでさまざまですが、概ねこんな形になりますね。
テープの貼り方、戻し方、センターラインの位置で良い型紙が裁てるかどうかが決まります。
なのでけっこう慎重になります。(汗)
私は木型の外側だけテープを貼り外側の型紙を裁ちます。
その後、木型と型紙が合っているかを確認する為と内側の型紙を裁つためにこのようなものを作ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/84/98c367c628b8c7fb69da713a051162bb.jpg)
革を使い型紙が木型に合っているかを確認してます。
バッチリ合ってます!(ホッ!)
木型の下部分を見るとセロハンテープで仮止めしてますね。
内側と外側を合わせても9か所しか仮止めしていないのに木型に添っているので 『木型に合った型紙』 という事ですね。
そして、トンリョウのようにブーツを作るときに必要なラインはもう1つあります。
こちらです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/f2/878770dafe5a5524d1a733b1d3ce9273.jpg)
地面に対して直角に伸びる線です。
この線はブーツのシャフト部分を決めるときに必要になります。
シャフトが前や後ろに倒れないようにするためのラインですね。
確認が済んだら 『元型』 という各パーツにする前の型紙を裁ちます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/93/83d1d998c68b0d46b0246eda5fac531d.jpg)
デザインを載せた状態ですね。
この元型を使い各パーツの型紙を作ります。
元型に入っているカットラインでも木型に合わないというか、合わせずらい位置があるのでカットラインの位置決めも
重要なんです。
今回紹介した型紙はオーダーをいただいたお客さまがハーレーに乗るときに使用する事を考え若干後ろに倒れるように
設計しています。
(ハーレーに乗ったときのポジションがシャフトが倒れる状態だった為、そのようにしてます。)
さあ、ここからはバタバタと各パーツの型紙を裁ちますよ~。(笑)
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。