<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「インシテミル」「CURE」

2011年06月17日 |  映画
最近観た邦画

「CURE」は1997年制作とかなり前の映画だが、一度視聴して、
今回は2度目。
何故かすっっかり忘れていたので、怖かった(笑)
この手の映画は、記憶に残さないようにしてるらしい、ジブン。

黒沢清監督作品。

黒沢さんは、「太陽を盗んだ男」の助監督としてジュリーファンにはおなじみ。

主演は役所広司、萩原聖人。
猟奇的なものがまるでダメな人は観てはいけない映画。

だけど、心理描写が素晴らしく、映画としては傑作の部類に入るでしょう。
特に萩原聖人は良かった。
特にイケメンでもなく、特徴もないような彼だけど
素晴らしい演技力でTVに映画に大活躍は周知の通り。

役所広司はこれで「東京国際映画祭最優秀主演男優賞」(ナガイ・・)受賞^^。
いや~、疲れきった刑事の苦悩がよく伝わってきました。

そしてこちらは最近の映画「インシテミル(7日間のデス・ゲーム)」
比べちゃいけないけど、CUREと比べたら幼稚としか言いようがない映画。

そして主演の藤原竜也は、いったいこの頃どうしたのか?というほど
画一的な演技。
彼は映画は向かないような気がするのは私だけでしょうか。
先に観た「カイジ」とほぼ一緒。
たぶん演劇の舞台でつぶした声が、ほんとに聞いていて苦しい。

そしてこの映画でもヒール的な扱いの「武田真治」がすごくいい。
元々好きな役者さんではあるけれど
「カタクリ家の幸福」のDVD特典インタビューはとっても良かったですね。
人見知りの激しい素顔の彼が
演技をするとああいうふうに変わる。役者だなーと思います。

しかしこの「インシテミル」7日間のデス・ゲームというタイトル通り
ゲーム参加者10人が次々に殺されるというお話し。
やっぱり、この映画の持つ意味の前にこれを面白がる観客の心理が私にはわからない。
今までもデスゲームの映画はあったけれど、
たぶんこの「インシテミル」は問題提議の印象が少なすぎる。

暗鬼館を携帯で見て楽しむ人たちと、なんら変わりのない自分たちを意識できればいいんだけど。

コメント (4)
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