EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

BMGのデジパック盤より考える

2023-11-07 16:50:48 | EL&Pのロゴについて
BMGのデジパック盤より考える

先般、当初は躊躇していたBMGのCDを、
ちょこちょこ買ったりしている事に触れました。

躊躇しているとは言ったものの、
2つのタイトルは発売前から予約して購入していたモノもありましたね。

「頭脳改革」のCDは、
とにかく買うようにはなったので。

BMGが企画したリイシューCDは、
アナログ盤では1枚組のタイトルを、
2CDにしている場合がありますが、
それ自体は新しい事ではなく、
米国のレーベル「Razor & Tie」で、
行われている事でもありました。

「Razor & Tie」及び「SONY」盤等では、
楽曲完成前の音源を、
新たに収録するという事があったわけですが、
BMG盤では、SONY時代に発表した音源に加えて、
さらに新たな音源を追加したりする事は、
無かったように記憶しています。

新規の未発表音源が無いという事もあり、
新たな付加価値という事なのか、
これまでにないパッケージが、
生み出されました。

70年代のタイトルの2CDのデジパックは、
初めてだったと思いますので、
それが特徴の一つではありました。

そのパッケージの特徴の一つとして、
デジパック背部面のバンド名の文字デザインの統一というのがありました。

これですね。



中古で求めた2品
紙製というのは、
取扱者によって劣化具合が、
大きく異なりますよね

アナログ盤時代に、
「LOVE BEACH」のレコードジャケットにおいて、
初めて登場したバンド名の文字デザインです。

私はこれを、

『「LOVE BEACH」に使用していたバンド名のデザイン』

と、捉えており、

『悪評がほとんどの「LOVE BEACH」に連なるモノをここで生かしたのか!』

ぐらいに考えておりました。

しかし、BMGとしては、
全く別の考えを持っていたのかも知れません。

これは、「ELPのロゴマーク」とは別の、
「略称ではないバンド名のデザイン」として、
確立されたモノにしようとしたのではないかという事です。

ファンファーレボックス内のペーパースリーヴ入りの幾つかのCDに、
このデザインのバンド名が入れ込まれている事も、
その姿勢の表れと見る事もできます。

もっとも、私が知らないだけで、
1978年の「LOVE BEACH」アナログ盤リリース時に、
略称ではないバンド名のデザインとして新たに決定していたという事もあるかも知れないです。

ただ、決定してはみたものの、「ELP・イン・コンサート」や
「ベスト・オブ・EL&P」のジャケットでもこのデザインは使用されていないので、
受け取る側としては「LOVE BEACH」ジャケット独自のバンド名のデザインと受けとめていたのだと思います。

この文字デザインは、今後、販促用等のステッカーになったとしても、
違和感のないものではありますね。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。