タルカス&ラプソディ・イン・ブルー 榎本玲奈
ピアノでタルカスを演奏しているアルバムなのですが、
昨年の末ぐらいに発売されていたようです。
いつもの事でありますが、全く知る事なく、過ごしていましたね。
失礼ながら、これも、いつもの事ではありますが、
榎本玲奈さんの名前も全く存じてはおりませんでした。
ジャケット
プラケース裏側
発売サイトの説明に頼るわけですが、
本アルバムの楽曲の収録は、2021年6月28から29日 に、
かながわアートホールというところで行われたようです。
聴いてみると、観客を入れてライヴを録音をしたというものではなくて、
ホールをスタジオとして録音したという事なのだと思います。
アルバム収録曲は、
1.エマーソン・レイク&パーマー(榎本玲奈 編)
タルカス
2.エマーソン・レイク&パーマー
タルカス
2.エマーソン・レイク&パーマー
限りなき宇宙の果てに
3.エマーソン・レイク&パーマー
アー・ユー・レディ・エディ?
4.吉松 隆
遊びをせんとや(NHK大河ドラマ『平清盛』より)
遊びをせんとや(NHK大河ドラマ『平清盛』より)
5.ジョージ・ガーシュウィン
ラプソディ・イン・ブルー
6.フリードリヒ・グルダ
プレリュードとフーガ
ラプソディ・イン・ブルー
6.フリードリヒ・グルダ
プレリュードとフーガ
となっています。
これまで、キース本人以外が、タルカスをピアノで演奏した作品は、
いくつか取り上げていましたが、
それらは、キース存命時にリリースされていたモノでしたので、
こちらは、キースが他界してからの作品という事になりますね。
ジャケットブックレットには、
本人による解説も記載されているのですが、
タルカスを最初に知ったのが、大河ドラマ「平清盛」という事なので、
「そういう世代の方がタルカスを演奏するようになったのだな。」
と思うと同時に、
「吉松隆さんのタルカスというのは、原曲まで辿り着かせるものを宿している。」
という事も認識させてくれますね。
発売サイトの説明によると、
榎本玲奈さんは、このアルバム発表前の昨年の11月に、
あの東京オペラシティコンサートホールでタルカスを演奏したようです。
ちなみに、
アルバムのラストに収録されている、
フリードリヒ・グルダの楽曲は、
「リターン・オブ・ザ・マンティコア」に収録されたものと、
「レディース&ジェントルメン」のピアノ・インプロヴィゼーションズに収録されているもの。
興味深い解説は、
榎本さん本人の他に1名の方が書いておりますが、
発売からまだ数ヶ月しか経っていないので、
レポートはこのぐらいにしておきます。
EL&Pの楽曲を、
他のミュージシャンが演奏したのを、
聴く事に関心があるEL&Pファンには、
かなりお勧めの1枚だと思います。
誰かに、
「お勧めのアルバム何点かありますか?」
と聴かれたとして、
現時点では、
「ベスト10」には入れると思います。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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