Nikon D200 TAMRON 17-50□□
山形県酒田市山居町□□
「 お米の王国、庄内 」の象徴と言えば、『 山居倉庫(さんきょそうこ) 』です。
庄内米の積出港として賑わった酒田の歴史をいまに伝える山居倉庫は、1893年(明治26年)に、旧庄内藩主酒井家によって酒田米穀取引所の付属倉庫として建造されました。
白壁土蔵造の12棟の屋根は二重構造で倉庫内部は湿気防止構造になっています。また、倉庫の西側には大きなケヤキが整然と植えられていますが、これは西日や偏西風を防ぐために植えられているのです。冷暖房空調設備などない当時の自然を利用した低温管理はお米にやさしく、築百年以上経った現在も、JA全農庄内の農業倉庫として活躍しています。
ここでも自然と調和し共存していこうとする私たち日本人の先人の姿が見てとれます。
私たちはもっともっと、先人が創り出した自然との共存の知恵と工夫を学ぶべきではないか、と幼い頃から見慣れた山居倉庫を見て思うのです。
ところで、
この山居倉庫は現在、12棟のうちの1棟を稲作の歴史や稲のルーツ、お米の品種改良や生産・保管・流通の過程などを模型や展示パネルなどでわかりやすく紹介する「庄内米歴史資料館」として開館しています。
また、酒田市がJA全農庄内から幹線道路側の2棟を取得して「酒田夢の倶楽」として、飲食施設やおみやげ処、ミュージアム施設として運営しています。
( HPはこちら → ここ )
実は、この山居倉庫の観光施設、我が家からは近く歩いてもいけるのです。
近いが故にいつでも行けるという変な安心感と、地元の人間がわざわざ山居倉庫へ何しに行くの?という妙な小理屈で、オープンしてもしばらく行かなかったのですが、行ってみたら結構楽しめました。オススメです。
酒田にお越しの際は、是非訪れてみて下さ~い。(^^)/
新井田川に架かる「新内橋」より、山居倉庫正面です。
倉庫裏手のケヤキ並木です。
山居倉庫の景観としてはこちらの方が有名です。
JR東日本「大人の休日倶楽部」ポスターで吉永小百合さんと撮影されていました。
「ごっつぉだの」とは「ご馳走だねぇ」の庄内弁。
「もっけだの」とは、これぞ庄内弁!と言えるほどの庄内弁で
その意味は・・・・・、とても深い言葉なので一言では言えません。
この庄内弁を的確に表現したサイトを是非ご覧下さい → ここ
夕映え酒田湊
伊藤 浩一
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