風の記憶

the answer is blowin' in the wind

もみじいろ いろいろ

2008-11-17 | 紅葉

Nikon D200  TAMRON SP90□□
山形県酒田市山王の森□□

 


緑色から黄緑色へ、黄色から橙色へ、そして紅へ。

落葉樹たちの葉の色づきは「紅葉」と一口で言ってはもったいないほどの多様性があります。どれ一つとして同じ色づきの葉はありません。

黄色い葉はカロチンという黄色の色素、紅い葉はアントシアニンという赤い色素が、その時の寒暖差や乾燥具合などによって様々に変化する云々、というふうに葉の色が変化するしくみはわかっているのですが、樹木たちが生きていく上でこの紅葉はどのような意味があるのか?ということは分かっていないのだそうです。
葉を落とし、土に還り、栄養となりまた木を育てるだけなら、こんなにもきれいに色づく必要はないようにも思えます。

しかし葉は、その役目を終えて枝を離れる間際に、まるで生きた証を灯すかのようにきれいに色づいて、冷たい風の中へと消えてゆくのです。

 




色づいた葉を美しいと思うのは


いのちの儚さを感じるから


いのちをいとおしく思うから


今この一瞬がとても大切だと思えるから

 



「この木も死ぬの?」

「いつか死ぬさ。でも”いのち”は永遠に生きているのだよ。」とダニエルは答えました。

                                                                『 葉っぱのフレディ(いのちの旅) 』
                                      レオ・バスカーリア作:みらいなな訳




 


















葉っぱのフレディ―いのちの旅
レオ バスカーリア
童話屋

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コメント (4)
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