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いよいよ夏の始まりです。 とは言っても立夏も立春と同じく、その文字通り「夏が立つ日」、ですから “今日から夏 です” と言うよりも “夏の気配をかすかに感じられる頃” と言った方がしっくりきますね。 それに、夏のように暑い日はこの頃よくありますが、もうじき「梅雨」がやってきます。 本格的な夏はやはり梅雨を経た後でないとやってはきません。
庄内では、桜の季節が過ぎて新緑の頃を迎えます。 萌葱色、若苗色、若菜色、柳葉色、若竹色・・・、同じ新緑色でも微妙に違う緑色が一斉 に萌え出し、心地よい五月の風が頬を撫でていく頃です。
この立夏に入る前に、村々では神社などでその地域ならではの様々なお祭りが開催され ます。立夏に入ると農家は一斉に田植え作業が始まるからなのです。 田んぼでは田おこしが始まり、いよいよ水が入ります。水が土に十分なじんだら代かき が始まり、その後一斉に田植えが始まります。 そして、庄内三大祭りのひとつ 酒田祭り が5月20日に行われますが、ちょうどその頃ま でに田植えを終えるのです。 つまり、立夏の頃は農家にとっては大忙しの田植えの頃なのです。
草の薫り、水の薫り、そして土の薫り。 薫風吹く立夏の頃。一年中で一番好きな季節の到来です。
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「 立夏 」 七十二候 第十九候 ~ 蛙始鳴(かわずはじめてなく) 蛙が鳴き始める頃 [5月6~10日頃] 第二十候 ~ 蚯蚓出(きゅういん(みみず)いずる) ミミズが地上にはい出る頃 [5月11~15日頃] 第二一候 ~ 竹笋生(たけのこしょうず) 竹の子が生えてくる頃 [5月16~20日頃]
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朝焼けの鳥海山がとても綺麗です。
農家は田おこしや代掻きに大忙しです。
里山では山桜がひっそりと咲いています。
ニリンソウが咲いています。
この時期にしか見ることの出来ない新緑色の共演です。
ツツジが咲いて、お祭りを彩ります。
撮影DATA
Nikon D300s、D200
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Tokina AT-X 124 PRO DX F4