風の記憶

the answer is blowin' in the wind

立夏の頃~庄内の暦風景_7

2015-05-06 | 二十四節気






 

 

いよいよ夏の始まりです。
とは言っても立夏も立春と同じく、その文字通り「夏が立つ日」、ですから “今日から夏
です” と言うよりも “夏の気配をかすかに感じられる頃” と言った方がしっくりきますね。
それに、夏のように暑い日はこの頃よくありますが、もうじき「梅雨」がやってきます。
本格的な夏はやはり梅雨を経た後でないとやってはきません。

庄内では、桜の季節が過ぎて新緑の頃を迎えます。
萌葱色、若苗色、若菜色、柳葉色、若竹色・・・、同じ新緑色でも微妙に違う緑色が一斉
に萌え出し、心地よい五月の風が頬を撫でていく頃です。

この立夏に入る前に、村々では神社などでその地域ならではの様々なお祭りが開催され
ます。立夏に入ると農家は一斉に田植え作業が始まるからなのです。
田んぼでは田おこしが始まり、いよいよ水が入ります。水が土に十分なじんだら代かき
が始まり、その後一斉に田植えが始まります。
そして、庄内三大祭りのひとつ 酒田祭り が5月20日に行われますが、ちょうどその頃ま
でに田植えを終えるのです。
つまり、立夏の頃は農家にとっては大忙しの田植えの頃なのです。

草の薫り、水の薫り、そして土の薫り。
薫風吹く立夏の頃。一年中で一番好きな季節の到来です。

 

 


「 立夏 」 七十二候
 第十九候 ~ 蛙始鳴(かわずはじめてなく) 蛙が鳴き始める頃 [5月6~10日頃]
 第二十候 ~ 蚯蚓出(きゅういん(みみず)いずる) ミミズが地上にはい出る頃 [5月11~15日頃]
 第二一候 ~ 竹笋生(たけのこしょうず) 竹の子が生えてくる頃 [5月16~20日頃]

 








朝焼けの鳥海山がとても綺麗です。







農家は田おこしや代掻きに大忙しです。























里山では山桜がひっそりと咲いています。








ニリンソウが咲いています。






この時期にしか見ることの出来ない新緑色の共演です。







ツツジが咲いて、お祭りを彩ります。















撮影DATA
Nikon D300s、D200
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
Tokina AT-X 124 PRO DX F4

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コメント (2)
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