風の記憶

the answer is blowin' in the wind

芒種の頃~庄内の暦風景_9

2015-06-06 | 二十四節気





 




二十四節気は、6月6日から「芒種」に入ります。
「芒種(ぼうしゅ)」の「芒(ぼう)」は、訓読みすると「芒(のぎ)」です。
「のぎ」とは、稲など穀物の実の先端についている穂先のことです。
つまり「芒種」とは、「芒 (のぎ) の種」という意味で、種まきの時期を表した言葉なのです。

とはいえ、実際の種まきは芒種の頃よりもずっと前に行われ、苗代を育ててから田んぼに
植えつけます。そのため、実際の芒種は稲作における「田植えの時期」と言えます。(ただし、
現在ではその田植えも5月上旬に終えてしまうのですが。)
機械化された現在でも田植えは重労働ですが、かつての稲作は現在と比べものにならない
ほど大変なものでした。そして多くの農村では、今年一年無事に収穫を迎えられるように、
田植えの際に田の神を迎え入れる祭事が行われたりしたのです。田植えは、非常に神聖な
祭りとしての要素もあったのです。
現在では、「芒種」は季節の節目や流れの中で取り上げられることも少なく、地味な節気と
なっていますが、本来はとても重要な節気なのです。

庄内地方でもこの頃は、田植えや祭りも終わり、農家は一段落・・・、とはいかずに次は、
畑作の世話に忙しい時期です。

南の地方からは、梅雨入りの声が聞こえてくる頃です。

 


「 芒種 」 七十二候
 第二五候 ~ 螳螂生(とうろう[かまきり]しょうず)カマキリが生まれ出る頃 [6月6~10日頃]
 第二六候 ~ 腐草為蛍(ふそう[かれくさ]ホタルとなる)腐った草の下から蛍が生ずる頃 [6月11~15日頃]
 第二七候 ~ 梅子黄(うめのみきなり)梅の実が黄ばんで熟す頃 [6月16~21日頃]

 







山間部でも田植えが終わる頃です。





父が病気療養中のため、父の代わりに私と弟が畑で野菜を育てています。
なので、農家の大変さの一端を、身をもって体験中です。(^^;)
でも、日に日に大きく育ち次々と野菜達が花を咲かせると、なんだかとても幸せな気分です。
このまま順調に収穫できますように~と、本当に神様に祈る日々です。

↓ 芒種の頃に花を咲かせた野菜達をご覧下さい。(^_^)v ↓


ジャガイモの花です。(男爵いも)







カボチャの花です。(ミニカボチャ)







トマトの花







キュウリの花







なすの花







ピーマンの花












撮影DATA
Nikon D300s、D200
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8
Nikkor AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6G



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コメント (2)
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