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出羽三山の主峰、「月山(がっさん)」の春の風景です。
出羽三山は、山形県の中央にそびえる月山(1984m)・羽黒山(414m)・湯殿山(1504m) の総称なのですが、三つの独立した山があるわけではなく、月山を主峰にして、峰続きの北の 端に羽黒山、月山の西方に湯殿山があるのです。 日本では古から、人間は神の宿る山から魂を授かり、この世に生を受け、死後再びその山へ帰り 神として鎮まる、といった考えがありました。 出羽三山のそれぞれの山は、「羽黒山」が現世(正観世音菩薩=観音浄土=現在)、「月山」が 前世(阿弥陀如来=阿弥陀浄土=来世)、「湯殿山」が来世(大日如来=寂光浄土=未来)とい う三世の浄土を表し、三山詣は羽黒山から入り、月山で死と蘇りの修行を行い、湯殿山で再生する 生まれ変わり(死と再生)の意味をもった「三関三渡(さんかんさんど)」の巡礼が行われてい ます。
出羽三山は古くから東北を代表する聖地として、多くの民衆の心をとらえ、たくさんの信仰を集め 日本屈指の霊場として知られているのです。
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鶴岡市羽黒町から観る月山



鶴岡市西郷地区から観る月山
↑この西郷地区の撮影場所から北側を向くと鳥海山が見えます。↓

撮影DATA
Nikon D750
Nikkor AF-S 24-70mm f2.8E ED VR
撮影場所
鶴岡市羽黒町
鶴岡市西郷
